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フォークリフトを運転するコツ|上手な人と下手な人の違いって?

目次



仕事でフォークリフトを扱った経験のある人なら、「フォークリフトって運転しにくいな」と感じたことがあるのではないでしょうか。

フォークリフトの運転は、コツさえ分かればそれほど難しくはありません。

しかし扱い方によっては事故につながる可能性もあるため、正しい技術と知識を身に付けておくことが大切です。


この記事では、フォークリフトを運転するコツを紹介するとともに、うまく運転できない原因も解説します。

フォークリフトに関する基本の情報もまとめてあるので、基礎からしっかりおさらいしていきましょう。


フォークリフトが運転しにくいのはなぜ?


車の運転が得意な人でも、フォークリフトの運転は苦手だという人もいます。

フォークリフトが運転しにくいと感じるのはなぜでしょうか。


フォークリフトの免許は、指定の講習さえ受講すれば、ほぼ確実に取得できます。

ただこの免許は、フォークリフトを扱う資格があることを証明するもので、フォークリフト操作の技術を証明するものではありません。

免許の取得はハードルが低いものの、乗りこなすためには、実践で運転技術を磨く必要があります。


「免許を取ったんだから、もうフォークリフトを乗りこなせる」と考えてしまうと、「思うように運転できないな」というギャップに陥りやすくなるでしょう。


フォークリフトの特徴を種類別に確認


フォークリフトを扱うにあたり、フォークリフトの種類や特徴などの基礎をおさらいしておきましょう。

フォークリフトは、大きく分けて「カウンターバランスフォークリフト」と「リーチフォークリフト」に分類できます。


カウンターバランスフォークリフト

カウンターバランスフォークリフトは、前方にフォークが付いています。

重心が後方にあるので、荷物を持ち上げたときにバランスを取りやすく安定感があるのが特徴です。


車体が大きいため、狭いところで作業するのには向きませんが、動作が速いので、慣れると効率良く作業を進められるでしょう。


リーチフォークリフト

リーチフォークリフトは、運転席がないので、立ったまま操作を行います。

運転席がない分車体が小さく、小回りが利きやすいのが特徴です。


デメリットは安定性が悪いところでしょう。

荷物の重さを考えずに高く上げると、バランスが崩れることがあります。

倉庫など、屋内での作業に向いているフォークリフトです。


パレットの材質や特徴もチェック


フォークリフトを上手に操作するためには、パレットを使い分けることも重要なポイントです。

パレットの材質や特徴を確認しておきましょう。


木製パレット

木製のパレットは、丈夫なので重い荷物を持ち上げるときに適しています。

パレットが傷んだら、傷んだ部分だけを修理できるので、メンテナンスがしやすいのも特徴の一つです。

デメリットとして、湿気に弱いことが挙げられます。

湿気の多い場所では、ダメージを受けやすくなるでしょう。


合成樹脂製パレット

合成樹脂のパレットは、湿気に強いのが特徴です。

木製パレットが苦手な湿気の多いところでも、幅広く活躍します。

デメリットは、木製パレットと比べると、修理に費用が掛かる点です。


金属製パレット

金属パレットは、耐久性に優れています。

3種類のパレットの中では、最も強度が高いでしょう。

丈夫で壊れにくいので、航空輸送など、気温や気圧の変化が激しい場所でも使われます。


フォークリフトを運転するコツ


それではいよいよ、フォークリフトを上手に運転するコツを紹介します。

押さえておくべきポイントは以下の通りです。


  •   基本を守る
  •   ハンドル操作
  •   ブレーキ操作
  •   リフト操作


基本を守る

まずはフォークリフトを運転するときの基本を守りましょう。


【フォークリフト運転の基本】

  •   ツメの角度を平行にキープする
  •   ツメの幅は左右対称にする
  •   スピードを出しすぎない
  •   慌てず落ち着いて運転する
  •   正しい姿勢で運転する
  •   荷物を運ぶときはバック走行
  •   曲がるときは荷物から目を離さない
  •   周りをよく見て安全運転する


ハンドル操作

フォークリフトのハンドルは、後輪操舵です。

乗用車と違い、方向転換するときは後輪が動きます。

ハンドルを切りすぎると外輪差が大きくなり、車体や荷物が周囲にぶつかりやすくなります。


フォークリフトでは、ハンドルを小さく切って曲がる習慣を付けましょう。


ブレーキ操作

フォークリフトのブレーキ操作は、前進しているときより後進しているときの方が利きやすくなっています。

また荷物の重さによってもブレーキの利き具合は変わり、重い荷物を運んでいるときの方がブレーキは利きやすくなります。

ブレーキの利きやすい状態を理解しておくことで、急停止による事故を防げるでしょう。


足元のブレーキ以外に、レバーの調節で車体を止めることもできます。


リフト操作

リフト操作は、フォークを角度がポイントです。

フォークを水平にするか、少し前倒しになるくらいに調節して、荷物を持ち上げましょう。


一回で移動を終わらせようとするのではなく、微調整しながら運ぶことで、スムーズに移動できるようになります。


フォークリフトをうまく運転できない原因


運転のコツは分かっているはずなのに、なぜかうまく運転できないという人もいるのではないでしょうか。

重量オーバーだったり、急発進や急ブレーキが多かったりすることが原因として考えられます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。


重量オーバーしている

フォークリフトで運ぶ荷物の重量制限を超えていませんか?

荷物を運ぶ回数を減らしたいからと重量オーバーしていると、バランスが崩れやすくなり、結果的に効率が悪くなりかねません。

フォークリフトの種類によって、積載上限重量は決まっています。

重量制限の範囲内で荷物を運びましょう。


急発進や急ブレーキが多い

急ブレーキや急発進、急旋回が多いと、荷物を落としたりぶつけたりする確率も高くなります。

ハンドル操作やブレーキ操作は、焦らず落ち着いて行いましょう。

すでにお伝えした通り、フォークリフトは、前進と行進でブレーキの利き具合が変わります。

ブレーキの利き具合を考慮しつつ、落ち着いて操作することを心がけてください。


フォークリフトの運転が上手な人と下手な人の違い


フォークリフトの運転技術には個人差がありますが、運転が上手な人と下手な人には、それぞれある傾向が見られます。


フォークリフトの運転が上手な人は、常に注意深く運転を行い、うまくいかなかったときはその原因を考えます。

原因を突き止め、どうしたらいいのかという改善策を考え、次の実践に生かすのです。


一方、フォークリフトの運転がなかなか上達しない人は、早く作業を終わらせることを意識しすぎるあまり、焦って運転しがちです。

焦っているので、ミスにつながりやすく、落ち着いて反省したり対処法を考えたりすることもありません。


多くの場合、運転技術よりも、フォークリフトの運転に対する心構えが違うようです。


まとめ


フォークリフトは、闇雲に運転を続けても上達しません。

コツコツと実践を重ねながら、少しずつレベルアップを目指しましょう。

運転するときは基本を守りつつ、今回紹介した、ハンドル操作・ブレーキ操作・リフト操作のコツを思い出してください。

落ち着いて練習を繰り返すうちに、いつのまにか上手にフォークリフトを運転できるようになりますよ。









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