Blog

ブログ

インフラエンジニアの年収を年代別に解説!給与アップのポイントも紹介

「インフラエンジニアの平均年収はいくら?」「インフラエンジニアとして年収を上げる方法を知りたい」
インフラエンジニアを目指している方の中には、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

インフラエンジニアの平均年収は、684.9万円です。日本の平均年収が461万円である点を考慮すると、比較的高年収といえます。しかし高年収を得るためには、高度なスキルを維持し続けなければなりません。

本記事では、インフラエンジニアの年代別平均年収について解説します。年収を上げるためのポイントや求められるスキルも紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

目次

インフラエンジニアの平均年収


厚生労働省のデータによると、インフラエンジニアの平均年収は684.9万円です。日本の平均年収が461万円である点を考慮すると、年収は高いといえます。

インフラエンジニアの年収が高い理由は、世の中のニーズが高い仕事だからです。近年日本はデジタル化が進んでおり、スーパーマーケットのセルフレジや医療期間の自動受付など、私たちの日常がどんどん便利になっています。

しかしデジタル製品は設計や運用、保守をしてくれる人材がいないと成り立ちません。インフラエンジニアは設計から保守までを幅広く担っているため、需要が高いのです。

インフラエンジニアの平均年収は高額傾向ですが、20代などの若手はまだスキルが十分でなく下流工程にしか関われないため、420万円〜と少ない可能性もあります。年収を上げるには、スキルアップが必要不可欠です。
 
参照:厚生労働省「jobtag」|システムエンジニア(基盤システム)
国税庁|1 平均給与

【年代別】インフラエンジニアの平均年収を解説


インフラエンジニアの平均年収を、以下の年代別に解説します。

●   20代
●   30代
●   40代
 
年代ごとの特徴についても紹介するので、ぜひご自身に該当する部分を確認してみてください。

20代

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」では、20代前半、後半の年収を以下としています。
 
●   20代前半:約377万円
●   20代後半:約514万円
 
20代は前半、後半で大きく年収が変わる点がポイントです。
 
20代前半は、新卒入社の人が含まれています。新卒入社時点でスキルや資格を持っている人は少なく、業務も運用や保守など下流工程がメインのため、年収は低くなりがちです。
 
20代後半になると、スキルが身につき徐々に上流工程を任される人もいます。また、資格を取得すればスキルを持っている証拠になるため、収入アップにつながる可能性も高いでしょう。

参照:e-Stat|賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類

30代

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」で発表している30代前半、後半の年収は以下のとおりです。
 
●   30代前半:約647万円
●   30代後半:約730万円

30代は20代と比較すると、グッと年収が上がります。

新卒入社で30歳までインフラエンジニアとして仕事を続けている人は、8年間の実務経験があり、十分なITスキルが身についているでしょう。システムの設計や開発などの上流工程に関わっている人も多く、スキルや仕事内容が収入に反映されています。

ただし、30代になっても引き続きスキルアップのための努力が必要です。自分のスキルだけでなく、現場全体をコントロールするマネジメントスキルや、部下の教育をするスキルなども身につけましょう。

参照:e-Stat|賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類

40代

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、40代前半、後半の年収は以下のとおりです。

●   40代前半:約739万円
●   40代後半:約760万円
 
40代はプロジェクトマネージャーなど、現場全体を管轄する立場についている人もいるため、責任のある仕事の対価として収入が上がっているケースが多いです。

またプロジェクトマネージャーではなく、技術関連のスペシャリストとしてスキルを極める選択肢もあります。高度なスキルを持っていれば職場で重宝されるため、年収が上がる場合も考えられます。

参照:e-Stat|賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 産業大分類

インフラエンジニアで年収を上げるためのポイント


インフラエンジニアで年収を上げるためのポイントは、以下の5つです。
 
●   資格を取得する
●   上流工程に関わる
●   プロジェクトマネージャーになる
●   スペシャリストになる
●   大手企業に就職する

年収を上げたい人は、ぜひ確認してみてください。

資格を取得する

年収を上げたいなら、資格を取得するのがおすすめです。
前提として、インフラエンジニアになるために必要な資格はありません。しかし資格はスキル保持の証拠になるため、能力を評価してもらいやすく結果的に年収アップにつながる可能性があります。

資格取得を目指すなら、以下を受験すると良いでしょう。

●   ITパスポート
●   基本情報技術者
●   Linux認定資格
●   AWS認定
●   オラクルマスター

なお資格は国家資格とベンダー資格の2種類に分けられます。上記の資格は基礎的なスキルを問うものなので、初心者でも挑戦しやすいです。
各資格の概要やよりレベルの高い資格については、以下の記事で解説しているので、併せて確認してみてください。
 
【あわせて読みたい】内部リンク設置します

上流工程に関わる

上流工程は、基礎スキルを身につけた人が関われます。

インフラエンジニアの上流工程に当たる設計や開発などは、基礎知識を活かしたうえで応用的なスキルが必要なためです。上流工程に関わる=高度なスキルを持つ人材と評価され、年収アップにつながります。

上流工程に関わるには、基礎スキルを十分に持っていることをアピールし、仕事で成果を出す必要があります。具体的には資格を取得する、大きなミスをしないなどが大切です。

また上司との面談などの際に「上流工程に関わりたい」という旨を伝えるのもポイントです。やる気を見せれば担当者として抜擢してもらえる可能性があります。

ワールドインテックのITS事業部では、上流工程に携わることが可能です。希望する人はぜひ上司や人事担当者に相談してみてください。

プロジェクトマネージャーになる

プロジェクトマネージャーは現場全体を管轄する仕事です。プロジェクトマネージャーには高いITスキルに加え、プロジェクトが円滑に進むようスケジュール管理やチームメンバーの進捗確認など、高度マネジメントスキルが求められます。
 
高度なITスキルとマネジメントスキルを両方併せ持つ人材は貴重なため、対価として高収入を得られるでしょう。
 
プロジェクトマネージャーになるには、まずインフラエンジニアとして成果を上げる必要があります。成果を上げたうえで上司に「プロジェクトマネージャーをやってみたい」とアピールするのがおすすめです。

スペシャリストになる

スペシャリストとは、特定分野のスキルに特化し、高い技術力を持つ人材を指します。高度なスキルを持つIT人材は現場で重宝されるため、仕事の対価として高収入を得られるのです。
 
スペシャリストになるには、大前提として圧倒的なスキルと成果が求められます。
 
具体的には高難度の資格を取得するのが良いでしょう。インフラエンジニアの難関資格としては「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」などが挙げられます。
 
どちらも合格率20%以下と難関ですが、スペシャリストを目指すなら挑戦してみてはいかがでしょうか。

大手企業に就職する

大手企業は資金が潤沢なため、給与水準が高い傾向にあります。そのため安定的に高収入を得たいなら、就職先を大手企業にするのも1つの選択肢です。

しかし大手企業は給与水準が高い分、転職希望者から人気があります。入社倍率が高いため、きちんと対策をして転職活動に臨みましょう。

インフラエンジニアに求められるスキル


インフラエンジニアに求められるスキルは、以下のとおりです。

●   クライド関連スキル
●   サーバー・ネットワーク構築スキル
●   プログラミングスキル
●   セキュリティ関連スキル
●   インフラ設計スキル
●   仮想化スキル
●   コミュニケーションスキル
●   マネジメントスキル

まずはクラウド関連やサーバー・ネットワーク構築など基礎的スキルを身につけましょう。その上で目指すキャリアに合わせてマネジメントやインフラ設計スキルなど応用的なものを学んでいくのがおすすめです。

インフラエンジニアの年収に関するよくある質問


インフラエンジニアの年収に関するよくある質問に回答します。

インフラエンジニアがやめとけと言われるのはなぜ?

インフラエンジニアは、下記の理由からやめとけと言われがちです。
 
●   夜勤・休日出勤が多い
●   急なトラブル対応に追われる可能性が高い
●   リモートワークができない
●   裏方の仕事でやりがいを感じにくい
●   単純作業が多い
●   常に最新知識のインプットが求められる
●   スキルアップしにくい
 
インフラエンジニアとして働くなかできついことはありますが、その分年収が高かったり高度なスキルを身につけられたりとメリットも多いです。
やめとけと言われる詳しい理由は以下の記事で解説しているので、ぜひ併せてお読みください。
 
【あわせて読みたい!】インフラエンジニアがやめとけと言われる理由7選!働くメリット・向いている人の特徴も解説

インフラエンジニアは未経験でもなれる?

インフラエンジニア未経験者を歓迎している企業はあります。ただしインフラエンジニアは専門性が高いため、最初は基礎的な仕事や下流工程を任される場合が多いです。したがって入社初期の年収は低いでしょう。
 
将来的に年収を上げていくなら、資格取得や上流工程への参加などのスキルアップが必要不可欠です。
 

まとめ

インフラエンジニアの平均年収は684.9万円と高水準ですが、たどり着くには高いスキルを持っていなければなりません。
 
インフラエンジニアで高収入を目指すなら、資格を取得したりシステム設計・開発などの上流工程に関わったりする必要があります。またプロジェクトマネージャーやスペシャリストになるのもおすすめです。
 
ワールドインテックのITS事業部では、インフラエンジニアとしてさまざまな仕事に挑戦でき、高いスキルを身につけられます。上流工程に関わる機会もあるため、興味をお持ちの人はぜひ就職・転職を検討してみてください。
 

インフラエンジニアに関するお仕事はこちら

Contact

各種お問い合わせ

Recruit

採用情報