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【例文あり】食品製造業の志望動機とは?ポイントや作り方を紹介

食品製造業は、私たちの食生活に欠かせない食品を製造する仕事です。食品製造業に就職・転職する際、なぜ他の業種ではなく食品製造業を希望したのか、志望動機を履歴書に書く必要があります。
 
しかし、食品製造業の志望動機をどのように書けばいいのか、分からずに悩んでいる方は多いでしょう。
 
そこで、本記事では食品製造業の志望動機を書くポイントについて詳しく説明します。例文も併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

食品製造業とは 



そもそも、食品製造業とはどのような業種なのでしょうか。食品製造業について何も理解せずに志望動機を書くと内容が薄くなり、説得力に欠けてしまいます。志望動機に具体性を持たせるには、まず、食品製造業について知ることが必要です。理解を深めるためにも、食品製造業の仕事内容、魅力、課題をチェックしておきましょう。
 

食品製造業の仕事内容

食品製造業の主な仕事内容は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで販売されている食品を製造することです。製造ラインによって食材をカットしたり、加工したりするなど作業が分担されているため、未経験者でも従事しやすい仕事といえるでしょう。
 
ただし、流れ作業が基本ですので、スピーディーかつ正確に仕事をこなす必要があります。また、消費者が口にするものを扱っているため、衛生管理の知識と意識も必要です。
 

食品製造業の魅力

食品製造業は、人々の健康を守り、食生活を豊かにする製品づくりに携われるという点が大きな魅力です。自分が製造に携わった食品が実際にコンビニエンスストアやスーパーマーケットに並んでいる姿を見るだけでも、やりがいを感じることができるでしょう。
 
また、飲食店のキッチンでは見られない食品製造の裏側が分かり、知識やノウハウを身につけることができるのも大きな魅力です。
 

食品製造業の課題

日本では今、出生率の低下に伴う人口減少による、市場の縮小という大きな課題を抱えています。少子化の影響によって、人口は年々減少傾向となっており、人口が少なくなればなるほど総消費量が減少し、食品の需要が低くなってしまうのです。
 
また、社会情勢の変化による原料費や人材費の価格高騰、高い安全性を求めるがゆえの厳しい品質水準も食品製造業が抱えている課題となります。このような食品製造業の課題をしっかりと理解しておけば、自分がこれから課題に対してどう取り組んでいきたいのか、志望動機で伝えることができるでしょう。
 
志望企業が具体的にどのような課題を抱えているのか知りたい方は、志望企業のホームページやプレスリリースなどをチェックしてみてください。


食品製造業に向いている人 



ここからは、食品製造業に向いている人の特徴を3つ紹介していきます。
 
なお、「食品製造に向いている人の特徴|仕事内容ややりがい・楽しいポイントも紹介!」では、食品製造業に向いていない人も紹介しているので、さらに詳しく知りたい方はこちらも併せてチェックしてください。
 

責任感がある

食品製造業は消費者が口にする食品を扱っているので、一つひとつの工程に責任を持つ必要があります。
 
たった1つのミスで食中毒を起こしたり、異物が混入したりする恐れがあるからです。一度ミスをしてしまうと、製造ラインがストップし、工場や企業運営に大きな影響をおよぼすことになります。
 
そのため、責任感を持って仕事に取り組める人や、ミスをしても包み隠さずにすぐ伝えられる素直な人が食品製造業に向いているといえるでしょう。
 

集中力が高い

製造現場での仕事は、同じ作業を淡々と続ける地道な作業となります。
 
同じ作業を延々と繰り返していると集中力が切れてしまい、ミスしやすくなるでしょう。そのため、集中力がすぐ切れてしまう人よりも、何時間でも集中できる人の方が食品製造業に向いています。
 
また、睡眠不足が集中力に直結することもあるため、体調管理がしっかりできる人も向いているといえるでしょう。
 

忍耐強く一つの作業に取り組める

前述したように、食品製造業は生産ラインでの作業から品質チェック、機械のメンテナンスなど繰り返し行う業務が多いので、一つの作業に対して忍耐強く取り組めるかが重要です。
 
衛生的な問題から生産ラインに入っているときは会話厳禁となるため、黙々と1人で作業することになります。逆に、1人での単純作業が多いからこそ、コミュニケーションが苦手な人でも気楽に取り組める仕事です。


食品製造業の志望動機の構成 



ここからは、食品製造業の志望動機をどのような流れで書けばいいのか、構成について詳しく解説します。
 

食品業界で働きたい理由

まずは、なぜ食品製造業を志望したのか、食品業界で働きたい理由を明確にすることが大切です。難しく考えすぎず、食品業界に興味を持ったきっかけで構いません。
 
たとえば、「まだ誰も知らないおいしいものを探したい」「忙しくても手軽に食べられる食品を開発したい」などです。食への強い関心はもちろん、食品業界で働きたいと思ったきっかけをオリジナルエピソードも交えれば、採用担当者の興味を引き寄せることができるでしょう。
 

その企業を選んだ理由

次に、さまざまな食品製造企業がある中でなぜその企業を選んだのか、理由を書きましょう。
 
「どこでもいいから早く内定がほしい」というような人を採用してしまうと、他社からも内定が出たタイミングで辞退されてしまったり、企業理解があまいことで定着せずすぐに辞めてしまったりするリスクがあるからです。
 
そのため、志望動機では「なぜ、御社を選んだのか」という決め手の部分が採用担当者に伝わるよう、工夫しましょう。扱っている商品や事業内容など、他社にはない応募先企業ならではの強みを意識すると良いでしょう。
 

入社後にやりたいこと

最後のポイントは、入社後に自分がやりたいことを明確にアピールすることです。
 
企業は熱意や人柄だけでなく、自社のビジョンとその人が目指していることがマッチしているかどうか、「適性」も重要視しています。
 
企業の目標やビジョンと違う内容を書いてしまうと、入社後にミスマッチが起きるリスクがあると判断され、不採用になる可能性があるでしょう。入社後にやりたいことをアピールする際は、企業理念や成長戦略など、応募先企業が目指しているビジョンを踏まえて伝えるように意識してください。


食品製造業の志望動機の例文 



ここからは、食品製造業の志望動機について実際に使える例文を紹介していきます。経験者、未経験者、パート・アルバイトの3つに分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
 

経験者の場合

経験者の場合は、これまで現場で培ってきたスキルや能力を志望動機に交えるのがポイントです。自分が今持っているスキルや能力を志望企業でどのように活用できるのか、明確に記載すると良いでしょう。
 
【経験者の志望動機の例文】
私のこれまでの経験やスキルを役立てたいと思い、応募いたしました。
私は学生時代、ケーキやクッキーなど洋菓子製造のアルバイト経験があります。主に、ケーキのデコレーションを担当していましたが、「筋が良い」とクッキーなどの生地作りを任されることもありました。
自分が作ったものをお客様に食べて喜んでもらえるということにやりがいを感じ、もっと多くの人に食を通じて喜んでもらいたいという気持ちも強まり、食品製造の仕事に関わりたいと考えました。
主にお菓子類を製造・販売している貴社では、アルバイト経験で培った食品製造のスキルや能力を活かして働くことで、多くの人に役立てることができるのではと考えています。
 

未経験者の場合

未経験者の場合は、自身のエピソードを交えながら食品業界に興味を持ったきっかけを具体的に伝え、企業理念に沿った内容を意識することがポイントです。
 
【未経験者の志望動機の例文】
私が貴社を志望する理由は、アレルギーを持っている人でも安心して楽しめる食品を作りたいからです。
私の父は食物アレルギーを持っているため、アレルギー表示を気にしながら食品を購入したり、食べたいものを自由に食べられなかったり、普通の人よりも食に気を遣う姿を見てきました。
そんなある日、貴社のアレルギーケア商品を知り、アレルギーを持っている人でも食事が楽しめるようにさまざまな工夫がされており、大変驚きました。
食事で悩んでいた父を笑顔にしてくれた貴社の商品のように、食物アレルギーで悩んでいる方が安心して食べられる食品を作っていきたいと思っています。食物アレルギーを持っている人だけではなく、さまざまな人が安心して食事ができる社会の実現を目指したいです。
 

パート・アルバイトの場合

パート・アルバイトの場合は、食に通ずる趣味や興味、職場への通いやすさをアピールすると良いでしょう。
 
【パート・アルバイトの志望動機の例文】
貴社のパート求人に応募したのは、貴社の冷凍食品が大好きで家族のお弁当にもよく使っており、こちらの工場に興味があったからです。食品加工の工場は初めてですが、よく食べている食品がどのように製造されているのか興味があり、機会があれば、ぜひ働いてみたいと思っておりました。
また、工場と自宅の距離が近く、車での通勤もできるということで、通いやすいと思い応募いたしました。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。


食品製造業の志望動機のNG例文 



参考として、食品製造業における志望動機のNG例文も紹介します。NG例に当てはまるような書き方になっていないか、志望動機を書いた後は見直してみてください。
 

NG例文1.単なる商品のファンになっている

単に商品のファンになっているだけの志望動機は、説得力に欠けてしまうのでNGです。入社したからといって好きな商品を扱う部署に必ずしも配属されるわけではないので、「他の仕事には意欲を出してもらえないのでは?」と懸念されてしまうかもしれません。
 
食や商品に対する熱意だけでなく、自分の強みをその企業でどのように活かせるのか、アピールする必要があります。
 
【NG例文】
私が貴社を志望する理由は、貴社の商品「○○○」に感動したからです。
幼い頃から大好きでよく食べていた○○○は、味がしっかりしているのにもかかわらず栄養バランスが良く、健康重視で加工食品を嫌がっていた両親もお弁当に入れるほどでした。大好きなあまり、私自身が考案したアレンジをSNSにアップしたところ、多くの方から反響をいただきました。
貴社に入社した後、自分の好きな商品をもっとたくさんの人に知ってもらいたい、社会に発信していきたいと思っております。
 

NG例文2.他の業界と差別化が図れていない

食品製造業以外の業種でも通用するような内容だと、差別化ができず、書類選考で落とされてしまいます。他の業界と差別化ができていないNG例文は、以下のような内容です。
 
【NG例文】
私が貴社を志望する理由は、自分が生み出した商品でたくさんの人を笑顔にしたいからです。
私は大学生時代にボランティア活動の一環で、地域の学童保育の手伝いをしていました。子供たちが使うおもちゃを作ったり、工作教室でものづくりを教えたりと、誰かと一緒に一からものを作り、作ったもので子どもたちが喜んでくれる姿にやりがいを感じました。
業界大手の貴社に入社した後は、商品開発に携わり、たくさんの人を笑顔にしていきたいです。


食品製造業の志望動機を書くポイント 



食品製造業の志望動機を書くポイントは3つあります。しっかりとポイントを押さえておけば、他の志望者と差がつく志望動機でアピールできるでしょう。ポイントを意識しながら、食品製造業の志望動機を書いてみてください。
 

どういった食品を作りたいか明確にする

競争の激しい食品製造業は競合他社との競争に勝つため、消費者にとってより魅力的な商品を生み出す必要があります。
 
また、消費者から求められる商品も多様化していることもあり、多くの企業が求めているのは豊富な知識や斬新なアイデアを持っている人や仕事に対して妥協しない人です。
 
そのため、どのような食品を作りたいのか、自分のアイデアや発想を明確にすることが採用につながる大切なポイントとなります。
 

食に対する興味や問題意識を示す

多様化する社会に伴い、ヴィーガンやベジタリアン、グルテンフリーなど食品が担う役割も幅広くなってきています。味はもちろんのこと、食の多様化で意外な組み合わせがヒット商品になるケースもあるのです。
 
そのため、多様化している社会を見据えながら、自分の食に対する興味や問題意識を志望動機に反映させることがポイントとなります。
 

将来何を成し遂げたいことを書く

食品製造業で自分が将来成し遂げたいことを、志望動機でしっかりと伝えるのも大切なポイントです。社会と食が深く関係しているように、食品はたくさんの人々と深いつながりがあります。
 
食を通して現代社会の問題や人々の生活に大きく働きかけることができるので、自分が成し遂げたいことと企業理念がマッチしていれば志望動機に説得力が増すでしょう。食品業界で成し遂げたいことがよくわからない方は、食品に興味を持ったきっかけから考えてみてください。


まとめ



今回は、食品製造業の志望動機について詳しく解説しました。志望動機を書く前に、まず食品製造業はどういう業界なのか、どのような仕事内容で魅力があるのか、業界への理解を深めることが大切です。

また、志望動機に説得力を持たせるために、食に関する自身の体験談やエピソードを交えて志望理由を書くようにしましょう。


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