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ものづくりにおすすめの資格14選【未経験でも安心・キャリアアップに最適】

ものづくりの仕事を目指すうえで、資格の取得は大きな武器になります。未経験からでも挑戦しやすいものから、キャリアアップに直結するものまで、業界には多種多様な資格が存在します。

ものづくり・製造業における資格は、大きく「特別教育」「技能講習」「免許(国家資格)」の3種類に分けられます。

まず「特別教育」は、危険・有害な業務に就く際に事業者が実施義務を負う教育で、比較的短期間で受講できるものが多いです。次に「技能講習」は、都道府県労働局長の登録を受けた機関が実施するもので、修了することで特定の業務に従事できるようになります。そして「免許(国家資格)」は、国家試験に合格することで取得できる最も信頼性の高い資格区分であり、転職市場でも高く評価されます。

本記事では、これらの資格区分をふまえたうえで、ものづくりの現場でとくに役立つ資格を14種ご紹介します。未経験からでも取り組みやすいものから、管理職・スペシャリストを目指す方向けのものまで幅広くまとめていますので、ぜひ自分に合った資格探しの参考にしてください。

目次

【未経験者・スキルアップ向け】ものづくりにおすすめの資格


未経験からものづくり業界へ挑戦する方や、現場でのさらなるスキルアップを目指す方に向けて、取得しておきたいおすすめの資格を紹介します。

  • フォークリフト運転技能士
  • クレーン運転士
  • 玉掛け技能士
  • 危険物取扱者
  • CAD利用技術者
  • 溶接技能者
  • 電気工事士


それぞれの特徴や取得のメリットを、詳しく見ていきましょう。

フォークリフト運転技能士

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・最大荷重1トン以上のフォークリフトを運転できる資格 ・物流倉庫から製造ラインへの部品供給まで、あらゆる現場で必要とされる

取得難易度

★☆☆☆☆

おすすめの人

・未経験から製造・物流業界へ入りたい人

・求人の選択肢を広げたい人

・力仕事は苦手だが現場で働きたい人


フォークリフト運転技能士は、最大荷重1トン以上のフォークリフトを操作できる国家資格です。物流倉庫での荷役(荷物の積み下ろしや運搬など)から製造ラインへの部品供給まで、あらゆる現場で必要とされるため、取得すれば求人の選択肢を大きく広げられます。


フォークリフト運転技能士は、扱う荷重によって「特別教育(1トン未満)」と「技能講習(1トン以上)」に分かれます。現場では1トン以上の荷物を運べる人材の需要が高いため、即戦力としてのアピールに資格を活用するなら「技能講習」を取得しましょう。

なおフォークリフト運転技能士は、普通自動車免許があれば講習の一部が免除され、最短4日程度で取得できます。

力仕事が苦手な方でもものづくり現場の第一線で活躍できるため、未経験から製造・物流業界へ入りたい方におすすめです。

【関連記事】フォークリフト資格の種類!取得方法やメリットを解説!

クレーン運転士

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・つり上げ荷重5トン以上のクレーンを操作するための免許

・工場内の天井クレーンや、建設現場での資材移動に使われる

取得難易度

★★☆☆☆

おすすめの人

・重工業や鉄鋼業界で働きたい人

・大型機械の操作に興味がある人

・高収入・特殊手当を狙いたい人


クレーン運転士は、つり上げ荷重5トン以上のクレーンを操作するための国家資格で、工場内の天井クレーンや建設現場での資材移動に欠かせない仕事です。

とくに重工業や鉄鋼業界など、大型機械が稼働する大きな現場で働きたい方に向いています。

クレーン運転士の資格は複数ありますが、活躍の幅を広げたいならすべてのクレーンとデリックを運転できる「クレーン・デリック運転士(制限なし)」の取得がおすすめです。

クレーン運転士は、国家資格かつ筆記と実技試験があるため「難しそう…」と感じる方もいるでしょう。決して簡単な試験ではありませんが、実技は専門の教習所に通い、教官の指導を受けながら身につけられます。

クレーン運転士は専門性が高く資格手当が支給される職場も多いため、高収入を狙いたい、キャリアアップを考えている方におすすめできる資格です。

【関連記事】クレーンに関する主な国家資格を8種類紹介!おすすめの勉強法や向いている人の特徴も解説

玉掛け技能士

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・クレーンのフックに荷物を掛けたり外したりする作業を担当

・クレーン運転士とセットで持っていると、一人で運搬作業が完結できるため現場で重宝される

取得難易度

★☆☆☆☆

おすすめの人

・クレーン資格を持っている、または取得予定の人

・現場での作業範囲を広げたい人


玉掛け技能士は、クレーンのフックに荷物を掛けたり外したりする作業を担当する国家資格です。

玉掛けは一見シンプルな作業に思えますが、ワイヤーの角度や重心の計算を誤ると重大な落下事故に直結するため、無資格者はワイヤーに触れることはできないと法律で定められています。

国家資格ですが学科と実技をあわせて19時間程度の講習で取得できるため、難易度は低いです。

なおクレーン運転士の資格とセットで取得すると、運搬作業が一人で完結できるようになります。現場で重宝され、作業範囲も大きく広がるため、クレーン操作に関わるならクレーン運転士とあわせて取得しておきましょう。

【関連記事】玉掛けの資格とは? 関連性の高い資格や向いている人の特徴も紹介!

危険物取扱者

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・ガソリン、灯油、軽油、重油などの引火性液体を扱うために必要な資格

・化学工場、食品工場、印刷工場、ガソリンスタンドなど活躍の場が広い

取得難易度

★★☆☆☆

おすすめの人

・化学・薬品メーカーで働きたい人

・定年後の再就職先(ビルメン・GS等)を確保したい人

・文系だが技術職に就きたい人


危険物取扱者は、ガソリンや灯油、軽油、重油などの引火性液体を扱うために必要な国家資格です。化学工場だけでなく、食品工場や印刷工場、ガソリンスタンドなどでも仕事の機会があります。

資格は甲・乙・丙の3種類、乙はさらに第1類から第6類までに分けられており、類によって取り扱うことのできる危険物の種類が異なります。

未経験者が危険物取扱者に挑戦するなら、まずは取り扱える危険物に関連した職種や適応範囲が広い「乙種(第4類)」がおすすめです。乙種(第4類)を持っていると、施設に配置が義務付けられている「危険物保安監督者」の要件も満たせるため、企業からの評価が高まります。

ただし令和7年度の合格率は31.6%と低いため、きちんとした試験対策が必要です。

【関連記事】危険物取扱者資格取得のメリットは?資格を活かした仕事内容

CAD利用技術者

項目

内容

国家資格

ー(民間資格)

概要・特徴

・設計図面を作成するソフト「CAD」の操作スキルを証明する

・2次元(2D)と3次元(3D)があり、近年の製造業では3Dの需要が高まっている

取得難易度

★★☆☆☆

おすすめの人

・現場作業よりもデスクワークがしたい人

・ものづくりの設計・開発に携わりたい人

・在宅ワークやフリーランスを目指す人


CAD利用技術者は、製品や機械の設計図面を作成するソフトである「CAD」の操作スキルを客観的に証明する資格です。民間資格ですが業界での認知度は高く、現場での立ち仕事よりもデスクワークを中心に、ものづくりの設計・開発に携わりたい方におすすめです。

試験は大きく分けて、平面図を描く「2次元(2D)」と立体的にモデリングを行う「3次元(3D)」があります。

近年の製造業では、設計の初期段階から完成形をイメージでき、部品同士の干渉チェックなども行える3D CADの需要が増えています。そのためまずは2Dで図面の基礎ルールを学び、後に3Dのスキルを習得するのが一般的です。

パソコンとソフトがあれば作業できるため、将来在宅ワークやフリーランスとして独立を目指す方にも人気の高い資格です。

【関連記事】【2025年最新】CADオペレーターにおすすめの資格8選!勉強法も解説

溶接技能者

項目

内容

国家資格

◯(ガス溶接技能講習など)

※JIS検定などは民間扱い

概要・特徴

・金属同士を接合する技術

・「ガス溶接」や「アーク溶接」など手法により資格が異なる

・インフラから自動車まで、ものづくりの根幹を支える技術

取得難易度

★★☆☆☆

おすすめの人

・手に職をつけて独立したい人

・自分の技術力で勝負したい職人気質の人

・造船や建設、自動車業界に興味がある人


溶接技能者は、インフラから自動車、建設まで、ものづくりの根幹を支える金属接合のスペシャリストです。自分の技術力一つで勝負したい職人気質の方や、手に職をつけて将来的に独立を視野に入れている方に向いています。

なお「溶接」の手法は多岐にわたるため、まずは法律で定められた「ガス溶接技能講習」や「アーク溶接特別教育」といった国家資格を取得するのが一般的です。

国家資格で基礎知識を取得した後、さらなるスキルアップやキャリアアップのために民間資格の「JIS溶接技能者評価試験」などに挑戦する人もいます。

近年、溶接に関わる人材の高齢化が進んでいるため、資格を取得しつつ技術力を磨けば、若者でも即戦力として高く評価されるでしょう。

電気工事士

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・工場やビルの電気設備の配線・工事を行う独占資格

・工場の設備保全(メンテナンス)関連の採用で有利

取得難易度

★★★☆☆

おすすめの人

・工場の設備管理・メンテナンス職に就きたい人

・一生使える資格が欲しい人

・DIYや機械いじりが好きな人


電気工事士は、工場やビル、住宅などの電気設備の配線・工事を行える国家資格です。「業務独占資格」に該当し、資格保有者のみ作業が許されているため、需要が高く一度取得すれば一生もののスキルとしてアピールできます。

電気工事士は扱う電圧の大きさによって、第一種と第二種に分かれています。第一種は3年以上の実務経験が必要なため、未経験者は一般住宅や小規模な店舗の電気工事に関われる「第二種」から挑戦しましょう。

なお令和7年度の第二種合格率は71.4%、きちんと対策していれば突破が可能な数字といえます。

【キャリアアップ向け】ものづくりにおすすめの資格


現場での作業に慣れ、後輩の指導や工程全体の管理を任されるようになった方は、キャリアアップを見据えた資格取得がおすすめです。

リーダーや工場長、管理部門へのステップアップに効果的な資格を6つ紹介します。

  • 衛生管理者
  • 品質管理検定(QC検定)
  • ビジネス・キャリア検定(生産管理)
  • 技術士
  • ITパスポート
  • ものづくりマイスター


衛生管理者

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・従業員50人以上の事業場で選任義務がある資格

・労働環境の改善や健康管理を行う

・第一種と第二種があり、有害業務を含む全業種(工場等)で働く場合は第一種の取得が必要

取得難易度

★★★☆☆

おすすめの人

・現場リーダーから管理職へ昇進したい人

・総務や安全管理部門へ異動したい人

・転職市場での価値を高めたい中堅社員


衛生管理者は、労働安全衛生法により「常時50人以上の労働者を使用する事業場」において、必ず1名以上の選任が義務付けられている国家資格です。有資格者がいないと法律違反になるため、企業からの需要は高く、資格を保有していると転職の幅が広がります。

衛生管理者には第一種と第二種がありますが、製造業、建設業などのものづくり業界は機械設備や化学物質を扱う「有害業務」が含まれるため、すべての業種に対応できる「第一種」の取得が必要です。

なお令和6年度の第一種の合格率は46.3%と半数に届いておらず、一発合格を目指すならきちんとした対策が求められます。

【関連記事】衛生管理者ってなに?試験の受験資格や資格取得のメリットについても解説

品質管理検定(QC検定)

項目

内容

国家資格

ー(民間資格)

概要・特徴

・品質の維持・改善に必要な知識や手法(統計学など)を問う検定

・多くの製造業で取得が推奨されており、昇進要件になっていることも多い

取得難易度

★★☆☆☆

おすすめの人

・品質管理(QA/QC)部門で働きたい人

・工場長や生産現場のリーダーを目指す人

・業務改善のスキルを証明したい人


QC検定は品質の維持や改善に必要な知識や手法の証明になる資格です。

民間資格ではあるものの、大手メーカーをはじめ多くの企業で団体受験が実施されています。業界内での信頼度が高く、昇進要件として定めている企業もあるため、キャリアアップとして取得する人も多いです。

現場の作業者レベルは、基礎的な4級・3級、リーダーや管理職は統計的手法を用いて論理的に業務改善を推進できる2級以上の取得が望ましいです。

品質管理は「感覚」ではなく「データ」に基づいた品質不良の原因特定、改善策の立案が求められるため、将来生産現場のマネジメントに関わりたい人は取得しておきましょう。

【関連記事】品質管理検定(QC検定)の難易度は?階級別の合格率と出題範囲を解説

ビジネス・キャリア検定(生産管理)

項目

内容

国家資格

ー(公的資格)

概要・特徴

・厚生労働省が定める職業能力評価基準に準拠

・「生産管理」区分では、生産計画、工程管理、品質管理などのマネジメント知識を体系的に学べる

取得難易度

★★★☆☆

おすすめの人

・現場作業だけでなく「工場の流れ」を管理したい人

・将来的に工場長やマネージャーになりたい人

・実務経験を理論で補強したい人


ビジネス・キャリア検定は、厚生労働省が定める基準に沿って職務遂行能力を評価する公的資格です。

全部で8分野がありますが、ものづくりに関わるなら「生産管理」の分野を取得しましょう。

ものづくりの実務経験が豊富でも「いかに効率良く納期通りに作るか」という管理側の視点は、体系的に学びにくいです。ビジネス・キャリア検定を受験すれば、学習の過程で生産計画の立て方から工程・在庫管理、コスト削減の考え方までを網羅的に取得できます。

豊富な実務経験を兼ね備えながらもマネジメントにも関わってみたい方は、取得するとチャンスが広がります。

技術士

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・科学技術分野における最高峰の国家資格

・「高度な専門応用能力」を備えていることを国が認定する

・取得者はコンサルタントとしても活躍可能

取得難易度

★★★★★

おすすめの人

・研究開発職や設計職のスペシャリスト

・大手メーカーで上位職を目指す人

・将来、技術コンサルタントとして独立したい人


技術士は、一般企業や省庁、地方公共団体などに所属して、専門の技術分野に関する計画や研究などの指導を行う仕事です。

科学技術の分野において国が認める最高峰の資格で、機械、電気電子、化学など21の技術部門に分かれており、令和7年度の筆記試験合格者率は12.3%でした。筆記試験で終了ではなく、口頭試験を受験して合格しなければ取得できないため、合格率はさらに低くなると考えられます。

技術士資格を取得するには、まず一次試験に合格して修習技術者(技術士補登録をすれば技術士補と名乗れる)になり、その後4〜7年の実務経験を積んだ上で、二次試験(筆記・口頭)に合格しなければなりません。

非常に難易度の高い資格ですが、取得すれば大手メーカーの研究開発トップや、社外の技術コンサルタントとしての独立など、大きくキャリアアップできるでしょう。

ITパスポート

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・ITに関する基礎知識を証明する国家資格

・製造業でもDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでおり、生産管理システムなどを理解する基礎教養として評価される

取得難易度

★★☆☆☆

おすすめの人

・「パソコンが苦手」を克服したい現場の人

・工場のDX推進メンバーに選ばれたい人

・事務職や生産管理事務を目指す人


ITパスポートは、セキュリティやネットワークの基礎から企業経営・プロジェクト管理の概要まで、幅広い知識の証明となる国家資格です。

ものづくりとITは、関連性が低いと考える人もいるでしょう。しかし近年、製造業では、IoT(モノのインターネット)やAIを活用したスマート工場化などのDXが急速に進んでいます。

現場の機械がネットワークでつながり、タブレットで生産管理システムを操作する時代において、ITの基礎知識は必要です。

ITパスポートを取得すれば、パソコンやシステム操作への苦手意識を克服できるだけでなく、将来的に現場の運用とITシステムをつなぐ橋渡しとして、キャリアの幅が広がります。

基本情報技術者試験(FE)

項目

内容

国家資格

概要・特徴

・ITエンジニアの登竜門とされる国家資格で、プログラミング・ネットワーク・データベースなどの基礎知識を幅広く問う ・製造業のDX推進が加速するなか、生産管理システムやIoT・AI導入を担う人材として評価される ・ITパスポートの上位資格にあたり、より実践的・専門的なIT知識の証明になる

取得難易度

★★★☆☆

おすすめの人

・工場のDX推進や生産管理システムの導入・運用に携わりたい人 ・ITパスポートを取得済みで、さらに専門性を高めたい人 ・製造業でITエンジニア・社内SEを目指す人


基本情報技術者試験(FE)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格で、ITエンジニアの入門資格として広く知られています。プログラミングやアルゴリズム、ネットワーク、セキュリティなど、ITに関する実践的な知識が問われます。

製造業においても、工場の自動化やIoT・AIの活用といったDX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進んでおり、ITの知識を持つ現場人材への需要が高まっています。基本情報技術者試験の取得は、生産管理システムの導入・運用や、スマートファクトリー化を推進する担当者として抜擢されるきっかけになるでしょう。

前項で紹介したITパスポートが「ITの基礎教養」を証明するものであるのに対し、基本情報技術者試験はより専門的・実践的なスキルの証明となります。ITパスポートを取得した方の次のステップとして、ぜひ挑戦してみてください。

ものづくりマイスター

項目

内容

国家資格

ー(国認定の制度)

概要・特徴

・厚生労働省が認定する「指導者」の称号

・1級技能士などの特級スキルを持ち、実務経験15年以上で、若手への指導意欲がある人が認定される

取得難易度

★★★★★

おすすめの人

・定年後も技術指導者として活躍したいベテラン

・自分の技術を次世代に継承したい人

・スペシャリストとして国に認められたい人


ものづくりマイスターは、試験に合格して取得する一般的な資格ではなく、優れた技能と指導力を持つ人物を国(厚生労働省)が認定する制度です。

【ものづくりマイスターの主な認定要件】
1.高度な技能を有していること(いずれか)

  • 技能検定の「特級」「1級」または「単一等級」の技能士
  • 技能五輪全国大会での成績優秀者(銅賞以上)
  • 卓越した技能者(現代の名工)などに選ばれている など

2.長年の実務経験があること

  • 認定対象の職種において、15年以上の実務経験がある(現代の名工などに選ばれている場合は免除)

3.指導実績・能力があること

  • 実技指導の経験が複数回あり、指導力があると認められている(または「職業訓練指導員免許」を持っている)

4.意欲があること

  • 技能の継承や、後進の育成に対して意欲をもって活動できる


参照:厚生労働省「ものづくりマイスターの認定要件及び対象分野」

日本のものづくり業界における深刻な職人不足・高齢化に対応するため、最近では小中学校での体験教室や、中小企業での若手技術者への実技指導など、社内外を問わず活躍の場が用意されています。

ものづくりの仕事で資格を取得する3つのメリット


ものづくりの仕事で資格を取得する3つのメリットは、以下のとおりです。

スキルの証明になるため昇給・昇格に直結しやすい
業界にとって必要な人材になれるため食いっぱぐれない
手に職をつけられるため転職で有利になる

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

スキルの証明になるため昇給・昇格に直結しやすい

資格はスキルの証明になるため、昇給・昇格に直結しやすいです。

多くのものづくりの現場では、特定の資格保有者に対して月数千円から数万円の「資格手当」が支給される傾向にあります。資格手当がもらえると、毎月の給与アップだけでなく実務能力の高さや学ぶ意欲の証明にもなるため、ボーナスの査定においてもプラスに働くでしょう。

またリーダーや工場長といった管理職へ昇格するための条件として、資格取得を定めている企業もあります。

したがって将来的なキャリアアップと収入アップを目指すなら、資格を取得しておくのが効果的です。

業界にとって必要な人材になれるため食いっぱぐれない

ものづくりの現場は、フォークリフト、クレーンなどの大型機械や、特定の化学薬品といった「資格がないと法的に扱えないもの」が数多く存在します。資格を取得して対象の機械や薬品を扱えるようになれば、業界にとって価値の高い人材になれるため、食いっぱぐれるリスクを軽減できます。

とくに「有資格者がいないと法律違反になる」「作業がストップしてしまう」という状況において、資格保有者の価値は高いです。そのため不況時や工場の稼働縮小といった厳しい局面でも降格やリストラの対象になりにくいでしょう。

資格は、自分のキャリアの安定性を守る有効な手段です。

手に職をつけられるため転職で有利になる

資格は、全国のどの工場や企業でも通用する証明書です。とくに国家資格は公的な資格のため、年齢や経歴に関わらず「現場ですぐに活躍できる即戦力」として、面接官から高く評価されやすい傾向にあります。

また未経験から製造業に転職する場合、資格は「すでに自ら学んでおり、最低限の知識と安全管理の意識を身につけている」という客観的なアピール材料として効果的です。

応募できる求人の選択肢も大きく広がるため、より好待遇・好条件の職場へ転職できる可能性があります。

ものづくり資格に関するよくある質問


ものづくり業界の資格取得に関して、よくある質問に回答します。

女性におすすめのものづくりの資格は?

女性がものづくり業界で長く活躍するためには「取得しておくと選考で有利になる」「現場での体力的な負担が少ない」「結婚や出産などのライフイベントに合わせて働きやすい」といった視点で選びましょう。

本記事で紹介した資格の中でとくにおすすめなのが、以下の4つです。

  • CAD利用技術者
  • 衛生管理者
  • 品質管理検定(QC検定)
  • ビジネス・キャリア検定(生産管理)


デスクワークが中心のCAD利用技術者や、品質管理・生産管理などのマネジメント系資格、現場の労働環境を整える衛生管理者などは、体力的な負担が少ない仕事です。

また事務職や管理部門へのキャリアチェンジにもつながりやすいため、柔軟さが必要な女性のキャリア形成に適しています。

ものづくりの国家資格は?

本記事の各資格表「国家資格」の項目に「◯」がついているものが、国家資格です。

「国家資格」と聞くと、難関試験を突破しなければならず取得ハードルが高いイメージを持つ人もいるでしょう。しかし決して全ての資格が難しいわけではありません。

たとえば本記事の表「取得難易度」の★の数が低めの資格は、数日間の技能講習や比較的易しい試験で取得できます。未経験者でも挑戦しやすいため、まずは難易度の低い国家資格から取得し、現場での実績を積みながらステップアップしていくのがおすすめです。

取得するなら国家資格じゃないと役に立たない?

「民間資格は意味がない」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、それは必ずしも正しくありません。確かに民間資格は運営団体によって信頼性にばらつきがあります。しかし、本記事で紹介したCAD利用技術者や品質管理検定(QC検定)のように、多くの製造業で取得が推奨され、昇進要件にもなっているものも少なくありません。

大切なのは「国家資格かどうか」よりも「現場で実際に評価される資格かどうか」です。まずは自分が目指すキャリアや職場環境に合った資格を選ぶことが、遠回りのようで一番の近道といえるでしょう。

まとめ

ものづくりの現場において、資格は自身のスキルを客観的に証明する一生ものの武器になります。資格手当による毎月の収入アップや昇格に直結するだけでなく「現場に不可欠な人材」として重宝されるため、キャリアの安定性も高いです。

まずは現在の実務レベルや、将来目指したいポジションに合わせて、気になる資格の取得要件や試験日程を調べてみると良いでしょう。自分に合った資格を取得し、ものづくり業界への転職やステップアップを有利に進めてください。

ワールドインテックは、研究開発・設計開発・システム開発・製造など、ものづくりのあらゆる工程を支える技術者派遣を手がけています。経験がなくてもチャレンジできるポジションも多数あるため、ものづくりの世界で働くことを考えている方は、ぜひ一度求人情報をのぞいてみてください。

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