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CADオペレーターの平均年収は低い?20代〜40代の現実と給料アップのポイント

「CADオペレーターの年収っていくら?」
「CADオペレーターの年収は低いって本当?」
 
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
 
厚生労働省のデータによると、CADオペレーターの平均年収は453.8万円です。日本の給与所得者の平均年収が約460万円のため、そこまで低水準ではないといえます。
 
しかしインターネット上では「年収が低く底辺」と言われることもあります。
 
本記事では、年代ごとのCADオペレーターの年収や平均年収が低いと言われてしまう理由、年収アップのための方法を紹介します。
 

目次

CADオペレーターの平均年収


厚生労働省のデータによると、CADオペレーターの平均年収は453.8万円 です。日本の給与所得者の平均年収が約460万円のため、そこまで低水準ではないといえます。
 
ただしあくまでも上記の年収額は、全体の平均値です。実際は年齢や経験値、スキルによって、年収は大きく変わります。
 
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」
国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
 

20代CADオペレーターの平均年収

20代CADオペレーターの平均年収は、以下の通りです。
 
・20歳〜24歳:326.79万円
・25歳〜29歳:360.7万円
◆平均:約344万円
 
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」「年齢別の年収グラフを見る」を参考に計算
 
平均年収である453.8万円と比べると低く感じますが、20代はまだ経験が浅い年代です。CADオペレーターは、実務経験を積むほど給与が上がりやすいため、焦る必要はありません。
 
まずは20代平均年収のクリアを目標に、日々の実務でコツコツとスキルを磨きましょう。
 

30代CADオペレーターの平均年収

30代CADオペレーターの平均年収は、以下の通りです。
 
・30歳〜34歳:417.78万円
・35歳〜39歳:486.43万円
◆平均:約452万円
 
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」「年齢別の年収グラフを見る」を参考に計算
 
30代はスキルや経験が給与に反映され始める年代で、20代よりも年収が100万円以上アップしています。
 
ただし30代は、個人差が大きく開き始めるタイミングです。リーダーなどの役職に就いている、専門知識を持っているなど、プラスアルファのスキルがある人は高く評価されるため、より年収額アップにつながります。
 

40代CADオペレーターの平均年収

40代CADオペレーターの平均年収は、以下の通りです。
 
・40歳〜44歳:491.79万円
・45歳〜49歳:510.15万円
◆平均:約501万円
 
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」「年齢別の年収グラフを見る」を参考に計算
 
40代は金額だけを見れば高いですが、30代からの伸び幅を見ると上昇率は緩やかになっています。
 
40代はキャリアの折り返し。ただ図面を作成するだけのオペレーター業務では、年収500万円前後が天井になりやすいです。
 
さらに年収を上げるなら、マネージャーなどの管理職に就いたり、難しい案件をこなすスペシャリストになったりする必要があります。
 

派遣社員・パートタイマーの平均年収


「求人ボックス」のデータをもとに、フルタイム(1日8時間×月20日)で1年間働いたと仮定して計算した場合の具体的な金額は、以下の通りです。
 
【派遣社員の場合】
・平均時給:1,791円(計算式:時給1,791円×8時間×20日×12ヶ月=3,438,720円)
◆想定年収:約344万円
 
【パート・アルバイトの場合】
・平均時給:1,259円(計算式:時給1,259円×8時間×20日×12ヶ月=2,417,280円)
◆想定年収:約242万円
 
正社員の平均年収(約454万円)と比較すると低いものの、一般的な事務職の時給と比較すると、CADオペレーターは高めに設定されています。
 

職種

雇用形態

平均時給(円)

CADオペレーター

派遣社員

1,791

 

パート・アルバイト

1,259

一般事務

派遣社員

1,386

 

パート・アルバイト

1,223


参照:求人ボックス給料ナビ「CADオペレーターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
求人ボックス給料ナビ「一般事務の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
 
CADオペレーターの時給が高い理由は、CADの専門スキルが必要=専門性のある仕事だからです。
 
派遣社員やパート・アルバイトのCADオペレーターは、ライフスタイルに合わせて柔軟に働きつつ、高収入を得たい人にとって、魅力的な選択肢といえます。
 

CADオペレーターの平均年収が低いと言われる理由


CADオペレーターの年収が低いと言われる理由は、業界特有の構造的な問題が大きいです。
 
●   スキルや経験によって給与に大きな差があるため
●   人手不足により、スタート時の給与が低い「未経験者」が増えているため
●   正社員以外の働き方(派遣・パート)を選ぶ人が多いため
 
それぞれの理由について、詳しく解説します。
 

スキルや経験によって給与に差がある【未経験・20代の年収は低い】

CADオペレーターは実務経験の積み重ねで収入が上がりやすいため、未経験者や20代のうちはどうしても年収が低くなる傾向にあります。
 
CADオペレーターは一般的な事務職とは異なり、専用ソフトの操作スキルや図面の知識がなければ仕事を進められません。そのため即戦力のスキルが身につく前は、給与が低く設定されがちです。
 
しかし平均年収のデータには上記のような背景は記載されておらず、表面的に見ると「年収が低い」と捉えられてしまっています。
 
CADオペレーターは働き始めの年収は低いですが、経験を重ねてスキルを身につければ、着実に年収を上げられる仕事です。今年収が低くても、諦めずにコツコツと努力を続けてスキルアップを目指しましょう。
 

人手不足で未経験者の受け入れが増えている

業界全体の人手不足により、年収の低い未経験者の割合が増えている点も、平均年収を下げている原因の一つです。
 
建築やものづくりの現場ではCADオペレーターが不足しており、多くの企業が未経験者の採用を積極的に行っています。しかし未経験者はスキルがないため、年収は低水準になりがちです。
 
そのため未経験者の割合が増えるほど、データ上の平均年収は下がって見えてしまいます。
 
CADオペレーターは「稼げない仕事」ではなく「未経験者が多いから年収データが低く出ている」と捉えましょう。
 

派遣社員・パートタイマーなどの非正規社員が多い

正社員だけでなく派遣社員やパート・アルバイトとして働く人が多い点も、平均年収が低く見える理由です。
厚生労働省のデータを見ても、CADオペレーターは就業形態が多いとわかります。

 

引用:厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」「一般的な就業形態」のグラフ
 
正社員はボーナスや昇給によって年収が上がりやすいですが、派遣やパート・アルバイトの場合は時給制が多く、ボーナスがないケースも一般的です。
 
非正規雇用者の年収データも合算して平均を出しているため、正社員だけの職種に比べると、どうしても平均年収が低く出てしまいます。
 

CADオペレーターが年収を上げる方法


CADオペレーターが年収を上げるには、自発的にスキルや環境を変えていく必要があります。
 
具体的には、以下の3つの方法が効果的です。
 
●   資格を取得してスキル保有をアピールする
●   経験を積んで仕事の幅やできることを増やす
●   専門性を活かせる職種に転向する
 
それぞれの方法について、詳しく解説します。
 

資格を取得してスキル保有をアピールする

手っ取り早く、かつ着実に年収アップにつながるのが「資格の取得」です。
 
CADのスキルは目に見えにくいため、資格という客観的な証明があることで、企業側も評価しやすくなります。 多くの企業では資格手当が設けられており、資格を持っていると毎月の給与に数千円〜数万円がプラスされる可能性もあります。
 
また転職や昇格試験などの際は、強力な武器としてアピールできるのもメリットです。
 
おすすめの資格としては、以下のものが挙げられます。

資格名

概要・特徴

主なメリット

CAD利用技術者試験(2次元・3次元)

・CADの知識と操作スキルを証明する代表的な資格

・2D・3D両方の区分がある

・特に3次元資格は需要が高く、高単価案件を任されやすい

建築CAD検定試験

・実務に即した「図面作成能力」を測る試験

・建築分野に特化

・建築業界で即戦力として評価されやすい

建築士

(二級・一級)

・建築業界で設計知識を証明できる国家資格

・設計職へのキャリアアップにつながりやすい

インテリアコーディネーター

・住宅・内装業界でCADスキルを活かせる資格

・デザイン提案力も重視される

・CADに加えてデザイン力も身につく


まずは自分の働いている業界に合った資格を調べ、取得を目指してみましょう。
 

経験を積んで仕事の幅やできることを増やす

「言われた図面を直すだけ」などの作業者から脱却し、仕事の幅を広げることが年収アップへの近道です。
 
オペレーター業務は代替えが効きやすいため、年収が頭打ちになってしまいます。一方で「設計者の意図を汲み取って、図面を修正できる」「3DCADを使って複雑な図面を設計できる」といったプラスアルファのスキルがあると、優秀な人材として重宝されます。
 
設計補助領域のスキルを身につけると市場価値が高まり、年収アップにもつながるでしょう。
 

専門性を活かせる職種に転向する

現在の職場・職種では年収が頭打ちと感じているなら、より専門性があり給与水準の高い職種へのキャリアチェンジも選択肢の一つです。
 
CADオペレーターとしてのスキルは、実は多くの職種で活かせます。 例えば設計の知識を深めて「設計職」や「建築士」になったり、建設現場の司令塔である「施工管理」になったりすれば、年収を大きく引き上げられる可能性があります。
 
「CADの操作ができる」という強みを活かして、よりお金の流れが大きい職種や業界へシフトしていくのがおすすめです。
 

CADオペレーター年収に関するよくある質問


CADオペレーターの年収に関する疑問や不安についてお答えします。
 

年収はどこまであげられる?CADオペレーターで年収1,000万円は可能?

一般的な企業で働く場合、CADオペレーターとしての年収は400万円〜500万円前後が目安です。
 
会社員として図面を作成するだけの業務では、給与額に限界があります。どれだけ操作が速くても、オペレーター業務のみを続けている限り、大幅な年収アップは難しいです。
 
年収500万円を突破するには、以下の役職や働き方を考えましょう。
 
●   管理職になる: チームをまとめるマネージャーとして、経営や育成に関わる
●   スペシャリストになる: BIM/CIMなどの最新技術や、設計知識を身につける
●   フリーランスとして独立する: 会社を通さずに直接案件を受け、単価を大きく上げる
 
特にフリーランスは、受けられる案件数や報酬額を自分でコントロールでき、会社員時代よりも大幅に年収を上げられる可能性があります。ただし収入が不安定、社会保険料の全額負担などのリスクもあるため、慎重に検討しましょう。
 

CADオペレーターは底辺って本当?

インターネット上では「底辺」と言われることもありますが、CADオペレーターは専門性が高く、日本のものづくりを支える重要な職業です。
 
「底辺」と言われがちな理由は「単純作業に見える」や「未経験スタートの給与が低め」などが挙げられます。毎日パソコンに向かって黙々と作業をする姿が、一部の人には「誰にでもできる仕事(=底辺)」と誤解されてしまっているようです。
 
しかし実際はスキルがなければ務まらない専門職であり、経験を積んだCADオペレーターは現場で重宝されます。
 
底辺と言われてしまう理由の詳細は、下記の記事で解説しているため、ぜひあわせてお読みください。
 
【関連記事】
CADオペレーターが「底辺」「やめとけ」と言われるのはなぜ?平均年収や労働環境を解説

CADオペレーターに向いている人は?

CADオペレーターに向いているのは、以下のような特徴がある人です。
 
●   集中力がある:長時間デスクに向かって作業をしても苦にならない
●   几帳面である:1ミリ単位のズレや入力ミスに気づける細やかさがある
●   ものづくりが好き:建物や機械がどのようにできているのかに興味がある
●   コミュニケーション力がある:設計者の意図を読み取り疑問点をすぐに質問できる
 
特に「ものづくりが好き」という気持ちがあれば、技術の習得も早く、楽しみながら年収アップを目指せるでしょう。
 
より詳しい内容は、下記の記事にて説明しているため、こちらもあわせてご確認ください。
 
【関連記事】
CADオペレーターに向いている人とは?必要なスキルや適性、将来性について解説
 

まとめ

CADオペレーターは、実務経験やスキルが年収に直結しやすい仕事です。未経験や20代の若手のうちは年収が低い傾向にありますが、資格取得や実績の積み重ねで着実に年収アップに近づきます。
 
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