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部品製造ってどんな仕事?きつい?部品製造の重要性やメリットなどをご紹介!

目次

産業を成り立たせるためには必要不可な「部品製造」。しかし、部品製造の仕事は、同じ作業を淡々とこなすやりがいのない仕事と思っている人も多いでしょう。


この記事では、部品製造の概要や仕事内容、メリット・デメリットなどを解説します。ものづくり業界に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。



部品製造とは


部品製造とは、さまざまな製品で使われるパーツを製造することです。製造の仕方には、大きく分けて人が手作業で作り出すパターンと、最初から全自動で機械が製造するパターンの二つがあります。


オートメーション化が進み、自動製造も増えてはいるものの、精密で繊細な作業が求められる場合は手作業も必要なのが実情です。


 部品製造の重要性

部品製造は、とても重要な仕事です。理由としては、世の中で使用しているあらゆる機械や製品は、部品がなくては成り立たないためです。数多くの細かいパーツが組み合わさることで、いずれの製品も完成し動かせています。要するに、産業の発展には、部品製造の現場はなくてはならない仕事であるといっても過言ではないのです。


部品製造の業種はさまざま


部品製造の仕事と一口にいっても、仕事内容はさまざまです。経済産業省の定めている産業・業種分類表では、製造業の業種のみで24種類にも及びます。金属やプラスチックなどの素材もさまざまあるほか、提供する商品の種類も多種多様です。例えば、ぬいぐるみに使う綿の入った腕も部品であり、PCに使われる半導体も部品です。


製造業者によって得意分野や作成できるパーツは異なりますが、部品を製造できる限りは取引相手を選ばない業者が多く、同じ製造会社でも全く違う製品のパーツを製造していることはよくあります。


納品する部品も納品先によって異なるため、全く同じパーツを延々と作り続けるわけではありません。


部品製造の仕事はきつい?


部品製造の仕事はきついイメージがあるかもしれませんが、「きつい」と感じるかどうかは人それぞれです。しかし、実際にきつい側面があるとしても、その理由は体力面ではありません。同じ姿勢でいることがきついという理由が大半であるといえます。


部品製造業の中にも、検査や検品といった体力をあまり使わない仕事内容も増えています。そのため、体力に自信がない人でも活躍できるでしょう。


しかし、体力は関係ないものの、検査や検品には見落とさない集中力と、部品を見続ける忍耐力が必要です。その際に姿勢も固定されるため、立ちっぱなしや座りっぱなしの状態が多く、きついと感じる人はいます。


部品製造のメリット


部品製造の仕事には、多くのメリットがあります。その内容は、主に以下の四つです。


【部品製造のメリット】

  •   世の中の役に立っている実感を抱きやすい
  •   未経験でも働ける
  •   年々作業負担は軽減する方向にある
  •   求人数が多い


世の中の役に立っている実感を抱きやすい

部品製造は産業で必要なパーツを作る仕事のため、社会の役に立っている実感を得やすいです。そのため、ものづくりに従事する人の多くが、その仕事に誇りを持っているでしょう。


特に自動車や産業機械などの精密機器は、パーツが一つでも欠ければ正常に使えません。実際に、岐阜県の株式会社丸十の社長・松尾氏は「自分達が手掛けた製品が世の中に出て、それが多くの方に役立ち、評価されるのを感じられること」をものづくり企業の魅力だと語っています。

※引用元:経済産業省ものづくり産業における人材の確保と育成に関する課題と対応


作成しているパーツが最終的にどのような商品につながっているのかを把握しておくと、社会貢献に対してさらなる実感を得やすいでしょう。


未経験でも働ける

部品製造の仕事は、丁寧に機械の取り扱いや仕事内容を教えてもらえるため、未経験の人にもおすすめです。部品製造の仕事は信用が一番大事であり、いい加減な仕事は許されません。一つのパーツに不良があるだけで、パーツが組み込まれる製品自体に不良が発生する危険性があるためです。責任も大きい分、雇用する側も丁寧な対応をしてくれます。


いきなり分からない状態で放置されることはなく、しっかりとした研修があったり、作業内容に沿った詳細なマニュアルがあったりすることがほとんどです。


製造するパーツによっては特殊な機械を取り扱う可能性もありますが、一人で業務をこなせるようになるまで指導してもらえるため、安心して業務の取り組みやすいといえます。


年々作業負担は軽減する方向にある

部品製造の現場は、技術の進歩とともに格段に作業負担が軽減しました。ルーティン化できる単純作業は機械化が進んでおり、作業員は機械のセッティングや、正常に稼働しているのかを監視や管理をするのみです。


細かい神経を使うような製造作業は、金型の製造技術の向上によりミスがないように設計時点で製造されています。それにより、加工や仕上げといった人が行う作業でも大幅に業務効率が改善されました。


求人数が多い

製造業は、専門性が少なく、未経験の人でも仕事しやすい点から、他の職種に比べると求人数が多い傾向があります。


厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和3年2月分)について」に掲載の職業別有効求人倍率によると、全職業平均は1.05倍であるのに対し、製造業の金属材料・製造等の倍率は2.33倍と高い結果です。


また、新型コロナウイルス感染症の影響により求人数が減少した業種は多い一方で、製造業の求人数は安定しているといえるでしょう。さらに、IT系の職種など、首都圏と地方に求人数の差がある職種と比べると、都道府県全てに安定した数の求人が公開されています。

※参考元:一般職業紹介状況(職業安定業務統計)「雇用関係指標(年度)」



部品製造のデメリット


メリットが多い部品製造の仕事ですが、デメリットもあります。具体的には、以下の二つが挙げられます。


【部品製造のデメリット】

  • 終始立ち仕事・座り仕事の場合が多い

部品製造の仕事は、立ち作業が中心になりがちです。また、部品が流れるレーンを前傾姿勢などの決まった姿勢で見なければならないため、足腰を痛める可能性もあります。


しかし、製造する部品によっては複数の作業レーンを行き来する場合もあるため、デメリットに感じていない人も多いようです。


  •  転職などに生かすのが難しい

部品製造は未経験でも取り組みやすいですが、他の仕事に転用するのが難しい部分はあります。さらに製造業は、マニュアル通りに作業をこなすというイメージを抱いている人も多いため、転職の際にアピールできるポイントが難しいかもしれません。


とはいえ、言い換えると「一つのことに集中して仕事に取り組める」ともいえることから、職務経歴書の書き方を工夫することでアピールにつなげられます。部品製造の仕事で何を一生懸命に取り組んできたのかを考えると、効果的なアピールは見つけられるでしょう。


部品製造の仕事はこんな人におすすめ


部品製造の仕事に興味を持った人もいるかもしれません。実際に部品製造の仕事をおすすめしたい人は、以下のような特徴がある人です。それぞれ詳しく説明します。


【部品製造がおすすめの人】

  •   さまざまな仕事を器用にこなせる人
  •   こつこつ作業を続けることが好きな人
  •   フォークリフトの資格を持っている人


 さまざまな仕事を器用にこなせる人

部品製造の仕事は、部品の検査や加工、仕上げ、梱包など、さまざまな工程を含みます。そのため、多様な積極的に取り組み、器用にこなせる人には活躍できるでしょう。


任された仕事を全て一定以上のレベルでこなせるようになると、会社からも重宝されます。その結果、指導する側として管理職への道も見えるかもしれません。


こつこつ作業を続けることが好きな人

一つの仕事を行うことも多いため、こつこつと作業を進めるのが得意な人にもおすすめです。集中して地道に作業を進めることが重要であり、他の職種にはあまりないでも魅力です。


また、一緒の職場で働く仲間はいても、業務中にコミュニケーションを取ることは少ないでしょう。そのため、コミュニケーションが苦手な人や一つの仕事を黙々と行うことが苦ではない人には、部品製造の仕事は最適です。


逆に、作業の繰り返しに退屈を覚える人や、人と常に接することが好きな人にはあまりおすすめできないといえます。


フォークリフトの資格を持っている人

製造部品には大型のものも多く、職場によっては大型部品の運搬が必要になります。そのため、フォークリフトの操縦免許を所持している人はとても重宝されるでしょう。求人募集にも、「フォークリフト技能習得者優遇」は数多くあります。


加えて、フォークリフト操縦が可能な人は給料面でも優遇されており、資格手当が追加されることや給与額が通常業務のみの従業員と比べて高額に設定されていることも多いです。


資格取得をしておくだけで、安定した雇用が保証されやすいため、フォークリフト資格を所持している人には部品製造業はおすすめです。


まとめ


部品製造は、世の中が成り立つために欠かせない仕事です。仕事のやりがいは、街中で自分が携わったパーツが活躍している場面を見つけたときに感じるでしょう。


未経験でも働きやすい点から他業種からの転職にもおすすめです。昔は「3K」のイメージがあった職場かもしれませんが、今は業務内容も環境も大幅に改善されており、女性にも人気があります。


また、立ち仕事が苦にはならず、一つの業務を黙々とこなせる人にはとてもおすすめです。最先端技術を間近で見られる職場で、働いてみるのもよいかもしれません。この記事を参考に、ぜひ部品製造業に携わってみてはいかがでしょうか。




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