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印刷機オペレーターとは?仕事内容や必要な資格って?

目次

印刷業界に興味があり、これから印刷関係の仕事をしようと考えている人であれば、印刷機オペレーターという仕事があることをご存じでしょうか。

求人情報のポータルサイトなどにも、印刷機オペレーターの求人募集を見かけることがあります。


この記事では、印刷機オペレーターの仕事内容や必要な資格、仕事の魅力についてまとめました。

印刷機オペレーターに向いている人の特徴や、仕事で大変なことも紹介しているので、参考にしてください。


 印刷機オペレーターとは


印刷物を指示書通りに印刷する職人を、印刷オペレーターといいます。

印刷オペレーターは、大きく分けて4つの仕事に分類できます。


  • 印刷機の操作を行う「印刷機オペレーター」
  • 印刷するための班を作る「製版オペレーター」
  • 印刷された紙の余白をカットする「紙加工」
  • 印刷物の仕上がりを確認して発送できる状態にする「検品・梱包」

このように印刷機オペレーターは、印刷に関わる仕事の一つで、印刷機を操作する専門職です。


本や雑誌の電子化が進み、紙の印刷物は需要が減っています。

しかし近年では、紙以外の電子基板にも印刷を施せるようになりました。

このように印刷の技術は日々進化しており、常に新しい情報を取り入れていく必要があります。


印刷機オペレーターの仕事内容


印刷機オペレーターはどのような仕事を行っているのでしょうか。

印刷機オペレーターの仕事内容を紹介します。


機械の準備

印刷するための印刷機を準備します。

電源を入れて紙やインクをセットして、印刷できる状態にセッティングしますが、印刷機が正常に動くかといった点検も必要です。


印刷機がコンピューターと連動している場合は、その接続まで行います。


印刷

印刷準備ができたら、指示書に従って印刷を行います。

インクの調整、印刷位置なども確認して作業しなければなりません。

写真原稿やデザイン通りの色見に仕上げるためにも、常に最新技術に関するアンテナを張っておく必要があります。


機械の整備

使い終わった印刷機は、次に使用できるようにメンテナンスが必要です。

印刷機によっては、分解して整備することもあります。

印刷機の故障や不具合に繋がるため、使用後の点検整備は欠かせません。


 印刷機オペレーターに必要な資格


印刷機オペレーターは、印刷機の操作・整備の技術のほか、印刷に関する専門知識が必要です。

ただ、印刷機オペレーターになるために必要な資格は特にありません。

印刷機オペレーターとして実務経験を積みながら、知識や技術を身に付けていくことになります。


求人情報で、無資格・未経験OKの印刷機オペレーター募集を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。

未経験で印刷機オペレーターの仕事を始めた場合、最初は印刷機に紙をセットするといった簡単な作業から始めます。

印刷物を発送するために、梱包などの出荷業務を行うこともあるでしょう。


資格がなくてもできる印刷機オペレーターの仕事ですが、キャリアアップを目指すのであれば、印刷技能士やDTPエキスパートなどの資格取得も視野に入れておくことをおすすめします。


他にも、パソコンを通して印刷物のデータをやり取りすることもあるので、基本的なパソコン操作はできる方が望ましいでしょう。


印刷機オペレーターの魅力


印刷機オペレーターの仕事は、どのようなやりがいがあるのでしょうか。

印刷機オペレーターとして働くことの魅力をまとめました。


多くの媒体に関われる

印刷機オペレーターは、チラシやポスター、年賀状や名刺まで様々な仕事を行います。

扱う媒体によって印刷の仕様も変わるので、常に新しい知識や技術を学び続けられるのも、印刷機オペレーターの魅力でしょう。


自分が関わった仕事が人の目に触れることは、大きなやりがいにも繋がります。


デザインセンスが磨かれる

印刷機オペレーターが自分で印刷物のデザインをすることはありませんが、クライアントの要望通りの色見を実現させるには、色彩感覚やデザインセンスも必要です。

多くの印刷物を手掛けることで、デザインセンスや色彩感覚が磨かれます。


印刷機オペレーターとして経験を積むことで、キャリアアップはもちろん、デザイン関係の仕事への転職も有利になるでしょう。


印刷機オペレーターの仕事で大変なこと


印刷機オペレーターは、原稿待ち・修正待ちなどの待ち時間が多く、予定通りに作業が進まないことも多々あります。

待ち時間は何も作業が進められず、ただ待ち続けなくてはなりません。

のんびり時間を過ごすことが苦にならない人であれば問題ありませんが、勤務時間外で待ち時間がある場合などはストレスを感じる人もいるでしょう。


また納期に間に合わせるために残業が増え、労働時間が長くなることもあります。

納期前になると、休日出勤になることも珍しくありません。

仕事の時間がずれ込むことが日常的にあり、プライベートの予定が立てにくい点はデメリットとしてあげられるでしょう。


印刷機オペレーターに向いている人


仕事の魅力や大変なことを踏まえて、どのような人が印刷機オペレーターに向いているのか見ていきましょう。


細かい作業が得意

印刷機オペレーターの仕事は、インク量の調整や印刷物の素材を見極めるといった作業を行います。

インク量や使う素材によって、印刷物の仕上がりも変わるので、細やかな作業が求められます。

細かい作業を地道にコツコツ続けられる人は、印刷機オペレーターの仕事に向いているでしょう。


デザイン関係に興味がある

印刷機オペレーターの仕事をしていると、本や雑誌、写真やポスターなど、様々な印刷物を目にする機会があります。

デザインに興味がある人であれば、多くのデザインを見られることでモチベーションも高まるでしょう。

良質な作品に触れる機会も多くなるので、自分のデザイン感覚を磨くことにも繋がります。


自分で新たなデザインを生み出すことは難しいものですが、印刷機オペレーターとして働くことで、多くの作品に関わることが可能です。


志望動機はどう書けばいい?


 印刷機オペレーターの求人に応募する時に、志望動機をどうしようか悩む人もいるのではないでしょうか。

以下のポイントを押さえて考えましょう。


なぜ印刷業界に興味を持ったのか

印刷業界に興味を持ったきっかけや、印刷業界を就職先として選んだ理由を伝えましょう。

「紙媒体の文化に貢献したい」「印刷を通して人を感動させたい」など、印刷業界でなければいけない理由を考えます。


「細かい作業が好き」「体力に自信がある」というのもアピールポイントにはなりますが、基本的には「なぜ印刷業界を選んだのか」という点を重視して考えましょう。


その会社を選んだのはなぜか

世の中にたくさんある印刷会社の中で、なぜその会社を選んだのかも説明できるようにしておきましょう。

この時、「給料が良かったから」といった待遇面を理由にするのはNGです。


企業理念に共感できる部分や、その会社にしかない強みを調べて、やる気と熱意を伝えてください。

自分が採用されたら、どのように貢献できるのかも合わせてアピールしましょう。


まとめ


印刷機オペレーターは、未経験者からでもスタートできるので、入り口のハードルは比較的低めです。

特別な資格も必要なく、実務経験を積む中で仕事を覚えます。


無資格・未経験からでもできる仕事ですが、常に新しい知識や技術を取り入れようとする姿勢は大切です。


納期前に残業や休日出勤が多くなることはデメリットとして挙げられますが、印刷業界やデザイン関係に興味がある人にとっては、やりがいを感じられる魅力的な仕事といえるでしょう。


これから印刷機オペレーターとして働きたいと考えているのであれば、今回紹介した「印刷機オペレーターに向いている人の特徴も参考にしながら、求人の応募を検討してくださいね。





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