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フィールドエンジニアとは? 仕事内容や向いている人の特徴、キャリアパスを解説

テクノロジーの進化とともに、社会の各所でその恩恵を受けていますが、同時に技術的なトラブルや課題も増加しています。このような状況下で、技術的な問題を迅速に解決し、製品やシステムの最適な運用を支援するフィールドエンジニアの役割がますます重要になっています。

この記事では、フィールドエンジニアの仕事内容、なぜその仕事がきついと言われるのか、どのような人に向いているのか、そしてキャリアパスについて詳しく解説します。

目次

フィールドエンジニアの仕事内容



フィールドエンジニアの仕事は、技術的なサポートを提供することに重点を置いています。顧客が使用する機器やシステムの設置、保守、トラブルシューティングを行うことで、製品やサービスの価値を最大限に引き出し、顧客満足度を高めることが主な任務です。
 
以下で詳しく解説していきます。

製品トラブルの解決

フィールドエンジニアは、顧客のもとを訪れ、製品やシステムが正常に機能するように修理や調整を行います。突発的なトラブルに対応するため、高度な技術知識と経験が必要です。
 
トラブルの原因を素早く特定し、効率的な解決策を提供することで、顧客の信頼を獲得します。
 

機器の設置サポート

新しい技術や製品の導入時には、フィールドエンジニアがその設置を担当します。顧客のニーズに応じたカスタマイズや、使用方法の説明を行うことも含まれます。
 
この段階でのサポートは、後々のトラブルを防ぐ上でも重要な役割を果たします。
 

製品についての説明・営業

フィールドエンジニアは、製品の特長や利点を顧客に説明し、その利用を促進します。技術的な知識をもとにした説明は、営業活動においても重要な要素です。
 
顧客が抱える問題を理解し、最適な製品やサービスを提案することで、新たなビジネスチャンスを生み出すことが期待されます。


フィールドエンジニアがきついと言われる3つの理由



フィールドエンジニアの仕事は多岐にわたり、高い専門性と対応力が求められます。しかし、その反面で仕事の厳しさや大変さもしばしば指摘されます。
 
まず、急なトラブルに対応しなければならない点です。故障やエラーなどのトラブルはいつ起こるかわからないため、たとえ定時後や休日でも現場に向かわなければならないことがあります。
 
また、専門的な知識が求められる点も、フィールドエンジニアが大変だと言われる理由の1つです。ITや機械に関する専門知識が必要なのはもちろん、トレンドに追いつくためには日々スキルのアップデートも欠かせません。
 
そしてフィールドエンジニアは、責任の重さから「きつい」と懸念されることもあります。実際に顧客の元へ出向くため、会社の顔として業務に当たることになり、責任が重いと感じる人がいるようです。フィールドエンジニアの対応次第で自分の所属する会社の評価が変わることもあるので、業務だけでなく、挨拶など訪問先の社員との関わり方も意識しなければなりません。
 
フィールドエンジニアの大変さについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
関連記事:フィールドエンジニアがきついって本当?その理由や向いている人について解説


フィールドエンジニアに向いている人の特徴



フィールドエンジニアに向いている人の特徴は、以下の4つです。

  • 柔軟な対応力がある人
  • コミュニケーション力がある人
  • 機会に興味がある人
  • ストレス耐性に強い人

 

柔軟な対応力がある人

突発的なトラブルや、予期しない状況にも柔軟に対応できる能力が求められます。常に冷静に問題を分析し、最適な解決策を見つけ出すことができる人が適しています。
 

コミュニケーション力がある人

顧客とのコミュニケーションは、フィールドエンジニアの仕事において非常に重要です。 専門的な内容を分かりやすく説明する能力、顧客のニーズを丁寧に聞き取る能力が必要です。
 

機械に興味がある人

フィールドエンジニアは、製品に関する幅広い知識と技術が必要です。 常に新しい製品や技術が登場するため、学習意欲を持ち、積極的に知識をアップデートしていくことが重要です。
 

ストレス耐性に強い人

トラブルが発生した場合、迅速かつ冷静に対応する必要があります。 ストレスに強く、プレッシャーに負けない精神力が必要です。


フィールドエンジニアのキャリアパス



フィールドエンジニアのキャリアパスとしては、以下のようなものがあります。

スペシャリスト

・フィールドエンジニア

・シニアフィールドエンジニア

・テクニカルスペシャリスト

・コンサルタント

マネジメント

・フィールドエンジニア

・チームリーダー

・マネージャー

・部長

転職

・営業職

・コンサルタント職

・システムエンジニア

・講師


フィールドエンジニア希望者が取得しておくべき資格



前提として、フィールドエンジニアになるために必須の資格はありません。
 
ただし、以下の資格は持っていたほうが転職や待遇面で有利になる可能性があります。

  • MCP(Microsoft Certified Professional):マイクロソフト製品に関する知識とスキルを認定する国際的な資格
  • 機械設計技術者試験:一般社団法人日本機械設計工業会が実施する、機械設計技術者の能力を認定する試験
  • ITパスポート試験:ITに関する基礎的な知識を証明する国家試験
  • コミュニケーション検定:一般社団法人日本コミュニケーション能力認定協会が日常生活やビジネスシーンにおけるコミュニケーション能力を測定する検定



フィールドエンジニアに関するよくある質問



ここからは、フィールドエンジニアに関してよくある質問に回答していきます。
 

フィールドエンジニアの年収は?

求人ボックスによると、フィールドエンジニアの年収は約450万円です。
 
ただし、スキルや年齢などによって金額に幅があるので、転職を検討する際は条件をしっかりと確認しましょう。
 
参照:求人ボックス
 

フィールドエンジニアの将来性は?

フィールドエンジニアは、IT技術の発展に伴い、様々な製品やシステムが複雑化しているため、フィールドエンジニアの需要は今後も高まっていくと予想されます。
 

フィールドエンジニアは未経験でもなれる?

フィールドエンジニアは、未経験でも積極的に採用している企業もあります。未経験でも顧客との折衝経験を持っていれば、大きなアピールになるでしょう。


まとめ



今回はフィールドエンジニアについて解説してきました。フィールドエンジニアとは、顧客の現場に赴き、製品の設置、メンテナンス、修理などを行う技術職です。技術力とコミュニケーション能力を活かして、顧客の課題を解決できるやりがいのある仕事ですが、長時間労働になることもあるため、その点に留意する必要があります。
 
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