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システムエンジニアのキャリアパス18選!5・10年後のキャリアの考え方も紹介

「システムエンジニアのキャリアパスってどんなものがあるの?」
「5年後、10年後のキャリアパスってどうやって考えればいい?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

システムエンジニアには多彩なキャリアパスがあるため、自分の得意分野や将来目指したい像に合った分野に進めます。

この記事では、システムエンジニアの代表的なキャリアパスを18職種紹介しますので、ぜひキャリアの参考にしてみてください。

目次

システムエンジニア(SE)のキャリアパス18選

システムエンジニアのキャリアパスにおすすめの18職種は、以下のとおりです。

職種名

仕事内容

向いている人

プログラマー

プログラムの作成・実装を担当

コツコツ型、論理思考、学習意欲が強い人

バックエンドエンジニア

サーバー側のシステム・API等を設計・開発

複雑な処理が好き、システム全体に興味がある人

フロントエンドエンジニア

Web画面/UIの開発・設計

デザイン・UI/UX志向、細部へのこだわりがある人

フルスタックエンジニア

フロント・バック両方に精通した開発全般

幅広い技術に興味、好奇心旺盛な人

Webエンジニア

Webサービス・サイトの開発・運用

最新技術好き、柔軟に環境変化へ対応できる人

AIエンジニア

AI・機械学習モデル開発、データ解析

最先端技術志向、数理分析・論理好きな人

IoTエンジニア

IoT機器・組込システム開発

ハード・ソフト両方に興味、実験好きな人

インフラエンジニア

サーバー・ネットワーク・クラウド等の設計・運用

地道に安定運用を目指す人、裏方志向

ITスペシャリスト

特定分野の高度な技術力でプロジェクトを牽引

専門性・探究心が強い、学び続けられる人

データサイエンティスト

データ分析・課題抽出・モデル設計

データ好き、仮説分析・ビジネス視点も持てる人

プロジェクトマネージャー

開発/運用プロジェクトの進行管理・調整・折衝

計画力・リーダーシップ、調整役が得意な人

ITコンサルタント

IT活用・課題解決の提案・要件定義

課題発見と解決志向、資料作成・提案力が強い人

セールスエンジニア

技術面から営業支援・提案、顧客サポート

コミュ力と技術力両方を活かしたい人

スタートアップCTO

技術責任者、開発戦略立案、チーム牽引

技術力+経営視点、挑戦・リーダー意欲が高い人

社内SE

自社IT活用・社内サポート・システム運用

サポート好き、幅広く業務に関わりたい人

ヘルプデスク

社内外からの問い合わせ対応・トラブル解決

説明好き、コミュニケーション力がある人

IT講師

技術研修・教育コンテンツ作成・指導

教育・伝えることが好き、サポート精神がある人

フリーランスエンジニア

独立して案件受託・個人活動

自己管理力、営業力、自分の裁量で働きたい人


プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが設計した仕様書をもとに、実際にプログラムを作成・実装する専門職です。

主な仕事内容は、システムやアプリの機能をコードにする、バグ修正や動作確認(テスト)、動作改善のための改良などが挙げられます。

開発現場では、設計どおりに正確なコードを書くだけでなく、Java、Pythonなどのプログラミング言語の理解や、専門ツールの知識も必要です。

プログラマーは正確さが求められる仕事のため、コツコツと作業に取り組める人や、細部に注意を払える人が向いています。また論理的に物事を考え、エラー原因を分析・改善できる「問題解決能力」がある人も活躍できるでしょう。

プログラマーとしてキャリアを積んだあとは、テックリードや開発マネージャーなど、上流工程やマネジメント職へのキャリアアップも望めます。

関連記事:全然違う⁉システムエンジニアとプログラマーの違いを徹底解説!それぞれのキャリアパスも公開

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、Webアプリやシステムを裏から支える職種です。具体的には、サーバーやデータベースの設計・構築、API(システム同士を連携させる仕組み)の開発、セキュリティやパフォーマンスの最適化などを行っています。

バックエンドエンジニアは、JavaやPython、PHPなどのプログラミング言語や、MySQL、PostgreSQLといったデータベース管理システムなど、仕事で使用する言語、ソフトが多く複雑です。

したがって複雑なシステム構造に興味がある人や、コツコツと新しい技術を勉強して自分のスキルにできる人が、活躍の幅を広げられます。

またフロントエンドやデータベース、ネットワークとの連携を意識しながら「システム全体を俯瞰して考えられる人」も、バックエンドエンジニアの適性があるでしょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションの「見た目」と「使いやすさ」を考えて実装するのが仕事です。

Webサイトやアプリケーションの見た目や使いやすさは、ユーザーの満足度に直結します。ユーザー満足度は売上にもつながるため、デザインやユーザー体験への関心が高く、細部までこだわりを持ってものづくりができるタイプに向いている仕事です。

フロントエンドエンジニアの具体的な仕事内容は、HTML・CSS・JavaScriptなどを使用したページの構築や、ボタン操作やアニメーション、画面遷移などの動作をプログラムで実装するなどが挙げられます。

またスマートフォンやパソコンなど端末による違いも考慮し、それぞれの端末ごとに最適なレイアウトを考えるのも大切な仕事です。

関連記事:フロントエンドエンジニアになるには?未経験者に必要なスキル4つを解説!

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアは、フロントエンドとバックエンド両方の知識を持ち、システム開発全体を理解したうえで設計から実装・運用までを一貫して担当できるエンジニアを指します。

具体的な業務は、主に以下のとおりです。

【フロントエンド】
HTML・CSS・JavaScriptを用いた画面設計

【バックエンド】
JavaやPython、PHPなどでのサーバーサイド開発

フルスタックエンジニアは、好奇心旺盛で新技術への関心が強く、幅広い分野に挑戦したい人に向いています。またシステム開発全体に関わりたい人にとっては、やりがいの大きいポジションでしょう。

しかしフルスタックエンジニアは、フロントエンドとバックエンド両方の高い知識があってこそ活躍できる仕事です。そのためコツコツと新しく膨大な知識を勉強できる真面目さや、根気強さが求められます。

関連記事:フルスタックエンジニアの平均年収は?仕事内容や必要な資格、ロードマップもご紹介

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトやアプリケーションの開発・運用を担当するエンジニアです。ユーザーにとって使いやすいサービスを実現するため、サーバー設定からプログラム開発、運用・保守まで幅広く携わります。​

仕事内容は、要件定義・設計、フロントエンドやバックエンド開発、データベース連携、セキュリティ対策、リリース後の運用保守など、多岐にわたります。

またデザイナーやマーケターと協力しながら、システムの安定稼働でユーザーに最適な体験を提供できるように改善を行うのも、大切な業務です。

Web業界は、短期間で新技術や開発手法が生まれるため、最新トレンドをWebサイトやアプリケーションに反映させられるよう、常にアンテナを張っておかなければなりません。

新しいツールやフレームワークを積極的に学び、変化を楽しめる人は、Webエンジニアとして活躍できるでしょう。

AIエンジニア

AIエンジニアは、人工知能(AI)や機械学習モデルの開発、データ分析や予測システムの構築などを中心に行う専門職です。

主な仕事内容は、データ収集やアルゴリズムの設計・実装、学習データによるモデル精度向上、システム運用・改善などが挙げられます。使用する技術は、PythonやRといったプログラミング言語、TensorFlowやPyTorchなどのフレームワークです。

AIはまだまだ技術進化の途中で、トライアンドエラーが起こるのは日常茶飯事です。そのため何度失敗しても地道にデータを扱い、検証を重ねる粘り強さが求められます。

またAIや統計、プログラミングなど幅広い分野に興味を持ち、継続的に研究・実験を行える知的探究心が旺盛な人は、楽しみながら仕事に取り組めるでしょう。

関連記事:AIエンジニアになるには?3つの方法や仕事内容、必要なスキルについて解説!

IoTエンジニア

IoTは「モノのインターネット」という意味で、家電や乗り物などをインターネットに接続してデータをやり取りする仕組みを指します。IoTエンジニアは、データを活用できる仕組みを設計・開発するエンジニアです。

IoTは製造、医療、農業、インフラなどあらゆる分野で発展しており、将来性の高い職種として注目を集めている技術です。

仕事内容は、IoT機器の企画・要件定義から、デバイス設計、ソフトウェア開発、ネットワーク構築、クラウド連携、運用・保守まで多岐にわたります。具体的にはデバイスから取得したデータをクラウドに送信してAIで解析を行い、システム全体を構築します。​

IoTもAI同様、まだまだ改善の余地が大きい技術のため、トライアンドエラーを繰り返しながら仕組みを作り上げるのが好きな人に向いている仕事です。

またプログラミングや組み込み技術、電子回路など幅広い知識が求められるため、ものづくり全般や新技術に興味がある人も活躍できるでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムの基盤であるサーバーやネットワーク、クラウド環境などの安定稼働に欠かせない仕事です。

主な業務は、サーバーやネットワーク機器の設計・保守、クラウド環境の構築・移行、障害対応や定期的なメンテナンスなどが挙げられます。システムを24時間安定稼働させるため、監視やトラブルシューティングも行います。

なお近年は、自社でサーバーや機器を設置して構築・管理を行う「オンプレミス」から、外部サービス事業者が提供するシステムを、インターネット経由で利用する「クラウドインフラ」への移行や自動化技術の活用も増えています。​

インフラエンジニアは、目立つ職種ではありません。しかし「縁の下の力持ち」として、地道な作業を正確に進められる、技術の裏側を支える仕事にやりがいを感じる人は、誇りを持って働ける仕事です。

関連記事:インフラエンジニアの基本的なキャリアパスとは?キャリアアップに必要なことや求められる能力についても解説

ITスペシャリスト

ITスペシャリストは、ITの特定領域において高度な専門知識と技術力を持ち、技術面からプロジェクトを牽引するエンジニアです。

経済産業省が定める「ITスキル標準(ITSS)」では、6分野のうちいずれかでレベル3以上のスキルを持つ人材を「ITスペシャリスト」と定義しています。​

ITスペシャリストは、システムの設計から構築・運用・保守まで、技術的に難しい課題を解決しながら、高品質なIT環境を提供するのが仕事です。

専門分野によって、ネットワーク設計、データベース最適化、サーバー構築、セキュリティ対策など、業務は多岐にわたります。またプロジェクトチームでは、高い技術力を活かして他のエンジニアのサポートを行います。

ITスペシャリストになるには、まず「ITスキル標準(ITSS)」で定められている6分野のうち、いずれかでレベル3以上のスキルを身につけなければなりません。

そのうえで新技術やトレンドを常にキャッチアップし、問題を技術的に解決する姿勢を持てる人が、ITスペシャリストとして長く活躍できます。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、膨大なデータを分析して、クライアントの課題を発見・解決する専門職です。

仕事内容は、データの収集・整理から分析、機械学習モデルの設計、分析結果をもとにした提案や戦略立案まで多岐にわたります。​

データサイエンティストは、PythonやR、SQLなどのプログラミングスキルに加えて、数理統計やAIの知識を駆使して、データから課題解決のヒントを見つけなければなりません。そのため数字やデータに強く、仮説を立てて分析・検証を繰り返すことに楽しさを感じる人に向いています。

また単なるデータ分析にとどまらず「結果をどうビジネスに活かせるか」という視点を持ち、論理的かつと柔軟な発想で対応できる人が活躍できます。​

関連記事:データサイエンティストの平均年収は?年収を上げる方法やおすすめの資格についても解説!

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、IT開発や運用プロジェクトの進行を総合的に管理し、チームをまとめてプロジェクトを成功に導く責任者です。

具体的には、クライアントの希望をもとにプロジェクトを立案し、予算・スケジュール・人員などを調整しながら進行管理を行います。開発チーム・デザイナー・クライアント間の調整や交渉も担当し、全体の進捗と品質をコントロールするのが役目です。

プロジェクト終了後は成果の振り返りを行い、今後の改善点を明確化するのも重要な業務です。​

プロジェクトマネージャーはリーダーシップやコミュニケーション力も重要ですが、それだけでは不十分です。現場のエンジニアやクライアントからの質問、相談に対応するには、エンジニアとしての基礎知識や開発経験が欠かせません。

技術的な知識、理解があってこそ、プロジェクト全体を的確に管理し、現場をスムーズに動かせます。

プロジェクトマネージャーを目指すなら、まずはエンジニアとしてスキルや経験を積むのが先決です。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業の経営課題をITの力で解決へ導く専門職です。

主な仕事内容は、クライアントの現状把握と課題抽出、解決策の提案、要件定義やプロジェクトマネジメントなどが挙げられます。

ITコンサルタントは、企業の経営を左右する職種のため、経営的視点とITテクノロジーの双方で高い知識を持っていなければなりません。

また課題の「本質」を見抜く分析力や、経営陣に改善策を分かりやすく伝えるプレゼンテーション力も求められます。​

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、営業と技術の両面から顧客をサポートする仕事です。

具体的には、営業担当者とともに顧客先へ訪問し、顧客が抱える課題をヒアリングしたうえで、技術的な視点から製品やサービスの提案・説明を行います。

商談成立後は、顧客と技術部門との橋渡し役として、サービスのスムーズな導入・運用をサポートします。納品後の製品サポートや不具合対応、利用方法の説明などのアフターフォローも重要な仕事です。​

セールスエンジニアは、営業に必要な提案力や問題解決力、エンジニアとしての深いスキルがないと成り立たないため、バランス感覚が求められます。

コミュニケーション力と技術力の両方を活かして、顧客の信頼を得ながら課題を解決していく点にやりがいを感じる人は、楽しみながらキャリアを歩んでいけるでしょう。

関連記事:セールスエンジニアとは?仕事内容や年収、向いている人の特徴を紹介!

スタートアップ企業のCTO

スタートアップ企業のCTO(最高技術責任者)は、企業の技術戦略と開発体制の構築を担う存在で、エンジニアとして開発現場の最前線に立ちながら、経営的判断にも大きく携わります。

主な業務は、開発チームのマネジメント、エンジニアの採用・育成、プロジェクトの品質維持などです。経営面では、投資家や経営陣とミーティングを行い、事業戦略を実現するための意思決定も担います。

CTOはエンジニアの最高技術責任者のため、圧倒的なスキルの保有が大前提です。高い技術力に加えて、経営的視点でチームや事業引っ張っていける人に向いています。

またスタートアップ企業という、日々ル
ールや意思決定がコロコロと変わる環境の中でも、挑戦を恐れずに挑戦できる人が活躍できます。

社内SE

社内SEは、自社内のITシステムやインフラの設計・運用・保守を担当するエンジニアです。業務内容は幅広く、システム導入や改善、トラブル対応、ネットワークやサーバーの管理などがあります。

また社員からの問い合わせに対応するヘルプデスクや、新システム導入時の教育サポートなど「社内のITサポーター」としての役割も担います。

社内SEは、社内の安定したシステム運用を支えるため、人の役に立つことにやりがいを感じる人にピッタリな職種です。社内のさまざまな人と関わる機会も多いため、円滑なコミュニケーションが取れる人も力を発揮できるでしょう。

関連記事:社内SEはなぜ人気?勝ち組と言われる理由や優良企業を見極めるコツを解説

ヘルプデスク

ヘルプデスクは、社内外のユーザーから寄せられるIT機器やシステムに関する問い合わせに対応し、問題解決をサポートする仕事です。

具体的には、パソコンや業務システムの操作方法の説明、トラブル発生時の対応・原因分析、専門部署への連携などが挙げられます。

ヘルプデスクは、主に社員向けの「社内ヘルプデスク」と、顧客向けの「社外ヘルプデスク」の2種類に分けられますが、どちらも円滑な業務運用や顧客満足度に大きく関わります。

ヘルプデスクは「お困りごとのサポーター」のため、どんな相談やトラブルにも対応できるよう、ITに関する幅広い知識が求められます。また円滑なコニュニケーションを取れる力がある人も、ヘルプデスクとして活躍できるでしょう。

IT講師

IT講師は、企業の研修や教育機関などでITスキルやプログラミングなどの技術教育を行う職種です。

講演内容はクライアントの要望によって異なりますが、パソコンの基礎操作から、AI・データ分析・プログラミングなどの専門分野まで多岐にわたります。​

また講義後は受講者へフィードバックを行ったり、理解度や課題を分析して次の講演に反映したりといった地道な作業も、重要な仕事です。

近年の急速なデジタル化により、IT講師の需要は高まりつつあります。しかし講師として人に技術を教えるためには、自分が高いスキルを持っていなければなりません。

高い技術力と現場経験を積んだうえで、後進へのサポートにやりがいを感じる人や、IT業界をもっと良くしたいという思いが強い人は、魅力のある講師として活躍できるはずです。

フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアは、企業や組織に属さず、個人事業主としてクライアントから直接案件を受託して働くエンジニアを指します。

Webサイトやアプリ・業務システムの設計・開発・保守など領域は幅広く、案件ごとに契約内容や報酬額は異なります。企業に属していないため、勤務時間や仕事量、働く場所を自分で調整できる自由度の高さが魅力です。

一方で継続的に案件を獲得するための営業力や、納期・品質を維持する自己管理力が欠かせません。また税務・契約業務なども自分で行うため、経理的なスキルも必要です。

自由度が高い分責任も大きい働き方ですが、営業やスケジュール調整も含め、自分で仕事をコントロールしたい人には理想的な働き方といえます。

システムエンジニアの5年後・10年後のキャリアパスの考え方


システムエンジニアの5年後・10年後を考える際は、まず「どのような働き方をしたいか「どのような専門性を身につけたいか」を具体的にイメージするのが大切です。

例えばITスペシャリスト、プロジェクトマネージャー、フリーランスなど、将来目指す姿を決めたうえで、実現させるためにはどのようなスキルや経験を積めばよいか逆算して計画しましょう。

はっきりとした目標があるほど、キャリアパスに必要な行動が明確になり、実現の可能性も上がります。

5年後のキャリアパス

5年後は、システムエンジニアの実務経験を活かしてより高度なスキルや専門性が必要な職種へステップアップするのが理想です。

例えば要件定義や設計などの上流工程に挑戦したり、チームリーダーやプロジェクトリーダーとしてメンバーをまとめるマネジメントを経験したりするのが良いでしょう。またインフラやデータベースなどのエキスパートを目指す道もあります。​

技術力だけでなく、顧客対応やコミュニケーション能力、折衝力なども身につけておくと、将来的なキャリアの選択肢や市場価値を高めやすくなります。​

10年後のキャリアパス

10年後は、5年後よりもさらに上流ポジションを目指せるスキルを持っているのが理想です。

例えば特定分野の高度なスキルを武器に「スペシャリスト」として業界内で高い専門性を発揮する道や「マネージャー職」としてプロジェクトや組織をリードする立場を担う道などがあります。

またシステムエンジニアの知識を活かし、ITコンサルタントや講師、CTOなど、よりレイヤーの高い職種に挑戦する人もいます。

10年後は自分の強みや目的に合わせて、より大きな影響力を持つキャリアを実現できると良いです。

【面接官の心を掴む】システムエンジニアのキャリアパスの伝え方


面接で担当者の心を掴む効果的なキャリアパスの伝え方を紹介します。

自分の望むキャリアパスが企業の貢献にどうつながるかを説明する

面接の際は、自分のキャリアパスが企業の成長や事業にどう貢献できるのかを、具体的な行動や強みとともに伝えるのが重要です。

例えば「技術スペシャリストとして先端技術を現場に展開し、御社のプロジェクト推進に貢献したい」「マネージャー職を目指し、チームの生産性や業務品質向上に力を入れたい」など、自分の目標が企業の価値向上に直結する点を丁寧に説明すると、担当者の心に響きやすくなります。

状況に応じてキャリアパスを見直すなどの柔軟さをアピールする

自分のキャリアパスを叶えるのも大切ですが、企業の状況に応じてキャリアパスを見直す柔軟さをアピールする姿勢も必要です。

例えば「新技術が業界で主流になった場合は積極的に学び直し、必要に応じて自分の専門分野や役割をシフトさせたい」と具体的に説明すると、適応力や成長意欲の高さをアピールできます。

柔軟性は、入社後の多様なプロジェクトや成長戦略にも貢献できる、重要な資質です。

応募先の企業で長く働く旨を伝える

企業が中途社員を一人採用する際、約100万円の費用がかかると言われています。そのため企業は、自社で長く働いてくれる人材を評価する傾向にあります。

企業の期待に応えるべく、応募時は「自分のキャリアパスや成長ビジョンが御社の事業展開、理念と合致しており、長期的に貢献したいと考えています」とアピールすると効果的です。

企業理解や自身の成長プランと結びつけて理由を具体的に説明すると、採用側に安定的かつ意欲の高い人材だと感じてもらいやすくなります。

まとめ

システムエンジニアのキャリアパスは多様で、プログラマーやフロント・バックエンドエンジニア、ITスペシャリスト、マネージャーなど、幅広い選択肢があります。

5年後は上流工程やマネジメント職、10年後にはスペシャリストやIT講師やコンサルタントなど、業界を牽引する立場へと成長するのが理想です。

面接時は、自分の望むキャリアパスが企業の貢献につながる点や、長期的に働く意欲も具体的に伝えましょう。

本記事で紹介した内容を参考に、ぜひあなたの望むキャリアパスを歩んでください。

ワールドインテックのITS事業部では、システムエンジニアを募集しています。アプリケーション開発、インフラ・セキュリティ対応からカスタマーサービス運用まで、IT関連全般における技術支援を行っており、IT関連全般の様々な業務に携われます。

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