CADオペレーターは未経験には難しい?3つの理由と就職への最短ルートを解説

「未経験からCADオペレーターになれる?」
「未経験者がCADオペレーターになるのは難しいって本当?」
このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
結論、未経験者でもCADオペレーターとして働くことは可能です。しかしスキルゼロのままでは採用される確率は低いため、就職試験を受ける前に基礎的なスキルを学んでおくことをおすすめします。
今回は、未経験者がCADオペレーターとして働くのが難しいと言われる理由や、最短で就職するための方法を紹介します。
CADオペレーターが「未経験には難しい」と言われる3つの理由
CADオペレーターは、専門性の高い職種のため「未経験から挑戦するのは難しい」といわれています。主な理由は、以下の3つです。
● 分野ごとにソフトが異なるため覚える内容が多い
● 製図に必要な知識の取得が難しい
● 案件数が少なく未経験者の採用率が低い
それぞれ詳しく解説します。
分野ごとにソフトが異なるため覚える内容が多い
CADは業界によって使用するソフトが異なるため、学習範囲が広く覚えるのが大変です。
例えば建築業界で使うCADソフトの操作をマスターしても、機械設計の現場では全く別のソフトの操作を覚えなければなりません。
またソフト自体の操作も、複雑なコマンド(命令)や数値を正確に入力する必要があります。一本の線を引くだけでも、基準点の取り方やレイヤーの設定など、覚えなければならないルールが盛りだくさんです。
業界に合わせたソフトの使い分けと、CAD特有の複雑な操作を習得しなければならないため、未経験者には難しいといわれています。
製図に必要な知識の取得が難しい
CADオペレーターの仕事は、設計者の指示通りに図面を作成することですが、作業を行うには図面のルールの理解が不可欠です。例えば線の太さが持つ意味や、三面図の描き方など、独特のルールがあります。
さらに建築業界なら「建築基準法」機械関連なら「部品の規格」といった、業界特有のルールも厳守しなければなりません。
知識がないまま製図を行うと、見た目は綺麗でも実際には作れない図面になってしまい、周囲に迷惑がかかります。
ソフトの操作に加えて、専門的な製図のルールを一から学ぶ必要がある点も、未経験からのスタートのハードルを上げている原因です。
案件数が少なく未経験者の採用率が低い
CADオペレーターを採用している企業の多くは「即戦力」を求めています。そのため未経験者可の求人が少なく、就職の難易度が高いのが現実です。
CADを扱う現場は納期に追われているケースが多く、教育に時間を割く余裕がない企業も多いです。特に小規模な事務所などでは、教育コストを抑えるために経験者のみを限定している場合もあります。
未経験者がCADのスキルを持っていないのは当然ですが、企業側は即戦力を求めているためマッチングがしにくく、採用されるのが難しいのが実情です。
未経験でもCADオペレーターとして働ける可能性はある
.jpg)
未経験者のハードルが高いのは事実ですが、諦める必要はありません。
現在CADを扱う建築や機械業界では人手不足が深刻化しており、解消のためポテンシャル重視の未経験者を採用する企業が増えているからです。
具体的には、若手層の育成に力を入れている建設会社や、研修制度が充実している派遣会社などが積極的に未経験者を募集しています。入社後に基礎から学べる環境が整っている企業も多く、実務経験がなくても採用される可能性は大いにあります。
ただし「知識ゼロ」の状態で、採用を勝ち取るのは難しいです。
企業は未経験者に対してポテンシャルを重視しつつも、知識や経験不足をカバーしようとする努力も見ています。スクールや独学でソフトの基本操作を学んだり、初心者向けの資格を取得したりして、最低限の基礎スキルをアピールすると、評価につながるでしょう。
【最短ルート】未経験者がCADオペレーターになるための方法

未経験からCADオペレーターを目指すための具体的な方法は、以下の3つです。
● CADの基礎スキルを身につける
● CADのスキルをアピールできる資格を取得する
● 未経験歓迎の求人を中心に応募する
それぞれ詳細を解説します。
CADの基礎スキルを身につける
最短でCADオペレーターとして働きたいなら、まずは専門のスクールや通信講座を利用して、基礎スキルを効率的に身につけるのが一番の近道です。
プロの講師から教わると、実務で多く使う操作や正しい製図の手順を体系的に学べます。独学でも基礎スキルは学べますが、わからない箇所でつまずいて挫折したり、間違った操作を覚えてしまったりする危険性があるため、おすすめしません。
また入社試験時にCADソフトの操作チェックを行う企業もあるため、入社前に基礎スキルを身につけておくと、採用率アップにつながります。
CADのスキルをアピールできる資格を取得する
資格は、自分のスキルを客観的に証明するための武器になります。
未経験者は実務経験がないため、企業は「この人はどれくらいのスキルがあるのか」を判断する材料がありません。そこで資格を持っていると一定以上のスキル保有の証明になり、高評価につながる可能性があります。
未経験者におすすめの資格は、以下の通りです。
● 2次元CAD利用技術者試験:CADの基礎知識や操作能力を問う、初心者向けの資格
● 建築CAD検定試験:建築図面の作成に特化した試験で、建築業界を目指す人におすすめ
● オートデスク認定ユーザー:世界的にシェアが高い「AutoCAD」のメーカーが認定する資格で、実力を直接アピールできる
資格の勉強は大変ですが、就職試験において有利になるため、ぜひ取得を検討してみてください。
未経験歓迎の求人を中心に応募する
学習と並行して「未経験歓迎」と記載がある求人を中心に応募しましょう。
未経験歓迎の求人を出している企業は、育成を前提に採用活動を行っているケースがほとんどです。
経験者向けの求人に未経験者が応募しても、スキル不足で落とされる可能性が高いです。しかし未経験歓迎の求人であれば、前職でのコミュニケーション能力や学習意欲といったポテンシャルを評価してもらえます。
求人に応募する際のポイントは、以下の2点です。
● 派遣会社や紹介予定派遣を活用する:研修制度が充実している派遣会社からスタートすると、働きながらスキルを磨きやすい
● ポートフォリオ(作品集)を用意する:スクールや独学で作った図面をまとめて持参すると、言葉で説明するよりも説得力が増す
まずは未経験OKの企業で実務経験を積みながら、徐々にキャリアアップをしていきましょう。
CADオペレーター未経験難しいに関するよくある質問
.jpg)
CADオペレーターへの転職を検討している方が、よく疑問に感じるポイントをまとめました。
30代・40代の未経験はCADオペレーターになれる?
30代・40代からでもCADオペレーターとして働けますが、20代と比較すると採用率は低いです。
多くの企業は、未経験者に対して「長く働いてくれること」や「吸収の早さ」を期待して採用しています。一般的に年齢が上がると教育コストや賃金設定の面から、企業側の採用ハードルが上がるため、30代・40代の採用は避ける企業もあります。
またCADオペレーターは、常に新しい技術やルールを学び続ける姿勢が不可欠です。したがって柔軟性の面でも、若手が優先されやすいのが現実です。
ただし30代・40代でも建築や機械などの知識や、資格を取得して即戦力に近い基礎力を証明できれば、採用のチャンスは十分にあります。
どのような雇用形態なら未経験でもCADオペレーターとして働ける?
未経験からスタートする場合、まずは「派遣社員」や「紹介予定派遣」などの雇用形態を選ぶのが現実的です。
正社員を募集している企業は、即戦力の実務経験者を求めているケースが多いですが、派遣会社は「未経験者向けの研修制度」を充実させている傾向にあります。
派遣会社が間に入ると、あなたの今のスキルに合った職場を紹介してもらえるため、無理なくCADオペレーターとしてのキャリアを始められます。
またアルバイトとして、小規模な設計事務所などで下積みを経験するのも一つの選択肢です。
CADオペレーターの離職率は?
CADオペレーターの離職率は公的な統計データが公表されていないため、明確な数字は回答できません。
求人情報の中には「定着率90%以上」のように低い離職率をアピールしている企業もありますが、あくまで会社独自の数字です。納期前の残業が多い職場や、単純な修正作業が続く現場は、ストレスから離職者が増える傾向にあります。
離職率は職場によって大きく異なるため、求人票の情報を鵜呑みにせず、応募する前に残業時間や年間休日数、研修体制などをきちんと確認しましょう。
まとめ
CADオペレーターは、ソフトの多様さや専門知識の必要性、即戦力重視の傾向から「未経験には難しい」といわれがちです。しかし深刻な人手不足を解消すべく、教育体制を整えて未経験者を受け入れている企業も増えています。
最短ルートでCADオペレーターとして働くなら、未経験歓迎の求人に応募して基礎スキルや資格の取得で意欲をアピールするのがおすすめです。
ワールドインテックの「テクノ事業部」は、未経験からのキャリア形成を支援しています。充実した研修制度により、未経験からでもCADオペレーターを目指せるため、興味のある方はぜひ応募をご検討ください。





