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研究職は未経験でも働ける?実態やキャリアを積む方法について解説

本記事では、未経験者でも研究職としてのキャリアをスタートできるための具体的な方法を解説します。

また向いている人の特徴や資格取得の有無などについても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。

目次

未経験で研究職に就くのはハードルが高い


未経験から研究職に就くのは、ハードルが高いです。主な理由としては以下が挙げられます。

  • 求人数が少なく競争率が高い
  • 専門知識やスキルが重視される
  • 未経験歓迎求人もあるが狭き門
  • 退職率が低くポストが空きにくい

研究職は専門知識やスキルが必要な仕事のため、修士号や博士号など学位や実務経験がある人が優遇されます。したがって未経験者は、なかなか採用に結びつかないのが現状です。
 
また研究職は退職率が低いため新規の求人が出にくく、競争率が高い傾向にあります。
 
厚生労働省の「令和4年 雇用動向調査結果の概要」によると、学術研究、専門・技術サービス業の離職率は10%で、日本全体の平均離職率15.4%と比較すると低い水準です。退職者がいなければポストが空かないため、新たに就職できる人も少なくなります。
 
参照:厚生労働省「令和4年 雇用動向調査結果の概要」
厚生労働省「令和5年 雇用動向調査結果の概要」
 

未経験でも研究職として働く3つの方法


未経験だからといって絶対に研究職に就けないわけではありません。ここでは未経験でも研究職として働く3つの方法をお伝えします。

  • 未経験OK・研修制度が充実している企業を選ぶ
  • 派遣や研究補助職からスタートする
  • インターン・ボランティアに参加して実務経験を積む 

未経験でも研究職への夢を諦めたくない方は、ぜひ参考にしてみてください。

未経験OK・研修制度が充実している企業を選ぶ

未経験から研究職を目指すなら、未経験OKや研修制度が整った企業を選ぶのが重要です。未経験OKや研修制度が整っている企業は、働きながら研究職で求められる専門知識やスキルを体系的に学べます。
 
特にメーカーや研究開発部門では、理系学部卒やバイオテクノロジーに関心のある人を積極的に採用する傾向にあるため、選択肢として入れると良いでしょう。
 
求人を探す際は「未経験歓迎」「研修あり」などのキーワードで検索するのがおすすめです。
研修制度を活用しながら自主的にスキルを磨き、研究職としてのキャリアを築いていきましょう。

派遣や研究補助職からスタートする

未経験者がいきなり正社員を目指すのは難しいため、まずは派遣や研究補助職から始めるのが現実的です。正社員採用は実務経験を求められるケースがほとんどですが、派遣や研究補助職は未経験者でも採用している企業もあります。
 
派遣や研究補助職として入社後は、実験器具の準備やデータ処理などサポート業務からスタートし、現場で研究の流れを学びます。サポート業務で得たスキルや実績をもとに、正社員求人に応募したり社内の正社員登用制度を利用したりすれば、将来的に正社員の研究者として働くことも可能です。
 
派遣研究職の詳しい仕事内容やキャリアアップについては、下記の記事で解説しています。興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。 

インターン・ボランティアに参加して実務経験を積む

大学や研究機関のインターンやボランティアに参加して、実務経験を積む方法もあります。
 
インターンでは研究者と同じような業務を経験できるため、実務に近いスキルが身につきます。またボランティアは幅広い分野での経験を積みながら、社会貢献にも繋がる点が魅力です。
 
インターン・ボランティア活動は、実務経験として履歴書や面接での大きなアピールポイントになります。実際に現場で得た知識やスキル、積極的な姿勢は、企業から高く評価されやすいです。さらにインターンやボランティア活動は、自分の適性や希望する分野の見極めにも効果的です。
 
まずは実務経験を詰んでみたい方は、インターン・ボランティア活動を選択肢に入れてみても良いでしょう。
 

研究職に向いている人の特徴


研究職に向いている人の特徴は、主に以下の3つです。

  • 探究心を持ってコツコツと努力できる
  • 失敗を前向きに捉えられる
  • コミュニケーション力に長けている

まず探究心を持ってコツコツと努力できるかが大切です。研究職では「なぜこの結果になるのか」「どうすれば問題を解決できるのか」といった疑問を持ち続け、答えを追い求める姿勢が問われます。新発見や成果を得るまでには長い時間がかかるため、地道な作業にも粘り強く取り組む力があるかどうかは重要です。
 
また失敗を前向きに捉えられるかもポイントです。研究は仮説と検証の繰り返しで、思い通りにいかないこともあります。失敗しても落ち込まず次の挑戦への糧にできる人が、研究職に向いています。
 
研究職に就く人は、コミュニケーション力があるかも大切です。研究はチームで協力しながら進める場面が多く、他の研究者や関係者と意見交換や情報共有を行う機会が頻繁にあります。自分の考えをわかりやすく伝え、相手の意見を受け入れる柔軟さは、仕事において重要です。
 
より詳しいポイントは下記記事で解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。
 
【関連記事】研究職はどんな仕事?就職先や働く魅力・就職を有利に進めるポイントも解説
 

【研究職 未経験】に関するよくある質問


研究職未経験に関するよくある質問に回答します。

1.未経験者歓迎の分野や業界の特徴は?

未経験歓迎の募集が多い分野として、化学・バイオ系の研究職が挙げられます。これらの分野では、高度な専門知識を要する場合もありますが、多くの企業で充実した研修制度を設けています。実際に、3ヶ月の研修を経て基礎から学べるポジションも多く、未経験者にとって安心です。

また、全国の研究所や公的機関が勤務地となるケースが多く、プロジェクトごとに最適な地域で働けることも特徴です。他にも、ポテンシャル採用を重視している企業では、熱意や意欲を評価する傾向が強いため、未経験からでも挑戦できる環境が整っています。
未経験者でも挑戦しやすい研究職としては、特に化学・バイオ系の分野が注目されます。これらの業界では、専門知識が必要でも多くの企業が充実した研修制度を提供しており、3ヶ月程度の研修で基礎から学べるポジションが多く存在します。

全国の研究所や公的機関では、プロジェクトごとに適した地域で働ける環境もあります。また、ポテンシャル採用を重視する企業では、実務経験よりも熱意や意欲を評価する傾向があり、資格や専門知識がなくても、意欲次第で未経験からのチャレンジが可能です。
 

2.研究職への転職で、求められている最低限の条件は?

研究職への転職に求められる最低限の条件としては、大学や大学院で専門知識を学んでいることが挙げられます。例えば、食品関連の研究職を目指すなら、農学、生物学、食品学などの専門分野を学んでおく必要があります。多くの企業求人は大学院卒者を対象としていることが一般的です。

また、中途採用の場合は、前職での研究職または関連業務の実務経験が求められることが多いです。たとえ大学院で専門知識を身につけていても、実務経験があることが重要視されます。 転職成功のカギは、これまでに身につけた知識や経験を具体化し、応募先でどのように活かせるのかを明確に示せるかどうかです。ただし、20代の場合は教育コストを考慮しても長期的に企業に貢献できると判断され、未経験でも採用される可能性があります。
 

まとめ

研究職は未経験者でも働ける仕事です。しかしいきなり正社員として働くのは難しいため、まずは派遣や研究補助職で実務経験を積むのが良いでしょう。実務経験をもとにアピールすれば、将来的に正社員の研究者として働ける可能性は十分にあります。
 
また未経験OKや研修制度が整っている企業を選べば、現場で働きながらスキルを身につけられます。
 
ワールドインテックのRD事業部は研修制度が充実しているため、未経験者でも安心して働ける点が魅力です。経験や適応に応じた職種への就業、エリア希望や家庭の都合における勤務地・通勤の考慮など働きやすい環境を提供しています。
未経験から研究職に挑戦したい方は、ワールドインテックのRD事業部に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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