システムエンジニアが在宅で働く3つの方法!メリットや注意点も解説

「在宅のシステムエンジニアになるにはどうしたらいい?」
「未経験でも在宅システムエンジニアとして働けるの?」
このような疑問をお持ちではありませんか?
近年、在宅勤務が可能なシステムエンジニアの求人は増えています。未経験OKの企業も豊富で、初心者でも憧れの在宅勤務を叶えられる可能性は十分にあります。
今回は、在宅エンジニアの求人事情や働くための方法、メリット・デメリットなどを解説します。
在宅OKのシステムエンジニアの求人は増えている
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近年、在宅で働くシステムエンジニアは増加傾向にあります。
大手転職サイトの「doda」のデータによると、2026年1月15日時点での「在宅SE」の求人数は31,782件です。
在宅OKの求人が増えている背景には、大きく分けて3つの理由が挙げられます。
● 開発環境の進化
● 採用競争の激化
● 生産性の向上とコストの最適化
開発環境が進化した大きな要因は、SlackやZoomといったコミュニケーションツールの普及です。ツールの活用により、オンラインでも出社時と変わらないスムーズなコミュニケーションが可能になりました。
加えてAWSなどのクラウド環境や、GitHubによるソースコード管理が一般的になった点も、在宅勤務への移行を後押ししています。
2つ目は、深刻なエンジニア不足による採用競争の激化です。企業にとって「在宅勤務」という柔軟な働き方の提示は、他社との差別化を図る強力な武器になります。
また在宅勤務を導入することで、地方在住のエンジニアとも接点を持てるようになるため、採用の分母を広げられるというメリットもあります。
3つ目が、生産性の向上とコストの最適化です。在宅勤務は通勤時間や移動のストレスがなく、出社よりも集中して業務に取り組めるため、生産性が向上します。
企業もオフィスの賃料や光熱費などの固定費を削減できるため、在宅勤務は従業員、企業の双方にとって魅力的な働き方といえます。
参照:doda「在宅 se」含む 転職・求人検索結果
在宅システムエンジニアになる3つの方法
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在宅で働くシステムエンジニアになるための主なルートは、以下の3つです。
● 在宅OKの求人に応募する
● 在宅で勤務しても問題ないスキルを身につける
● フリーランスとして働く
それぞれの方法がなぜ有効なのかと、具体的なステップを解説します。
在宅OKの求人に応募する
まずは「在宅OK」と記載のある求人に応募しましょう。
在宅OKの企業は、すでに在宅で成果を出すための仕組みが整っている傾向にあります。在宅での評価制度やコミュニケーションのルールが確立されている企業であれば、入社直後でもスムーズに業務へ移行できます。
在宅OKの求人は、大手転職サイトやエンジニア特化型の転職エージェントで探すのが一般的です。検索条件を「フルリモート」や「在宅勤務可」に絞って探してみましょう。
エージェントを利用する場合は、面談で「週に3日以上の在宅を希望する」など、条件を明確に伝えると、希望にマッチした求人を紹介してもらいやすくなります。
また自社開発を行っている企業は、客先常駐型(SES)のエンジニアと比較すると柔軟な働き方を認めているケースが多いため、チェックしてみるのがおすすめです。
在宅で勤務しても問題ないスキルを身につける
在宅勤務は、出社よりも「成果」を重視されます。そのため指示待ちではなく自走できる能力や、チャットやメールなどのテキストのみで正確に意図を伝える、汲み取れるコミュニケーション能力は、在宅で働くなら必須です。
在宅で勤務しても問題ないスキルがあると証明できれば、今の職場で在宅交渉ができたり、リモートOKの企業に転職できたりと、選択肢が広がります。
スキルを身につけるには、まず実務で「自己管理能力」と「専門性」を磨きましょう。特に要件定義から設計、実装まで一貫してこなせる上流工程の知識や、特定のプログラミング言語の理解があると、企業から高く評価されます。
またGitやDockerなどのツールや、AWSといったクラウド環境など、リモート開発に欠かせないインフラ周りの技術の習得も、スキルの証明になります。
フリーランスとして働く
組織に縛られない自由度の高い働き方を目指すなら、フリーランスとして働くのも選択肢の一つです。
フリーランスの醍醐味は、自分自身で仕事を握れる点にあります。そのため希望やキャリアプランに合わせて、高単価の案件や完全フルリモートの案件をピンポイントで受注できます。
また勤務日や時間、働く場所に制限がないところも魅力です。地方や海外からでも業務を進められるため、仕事の充実度に加えてプライベートの理想も叶えられます。
フリーランスとして案件を受注するなら、専門エージェントへの登録がおすすめです。最近はフルリモート案件を専門に扱うエージェントも増えており、システムエンジニアとしての経験が3〜5年程度あれば、高単価かつ在宅OKの案件を紹介してもらいやすいでしょう。
またSNSや知人の紹介などの人脈も、案件獲得の窓口です。何気ない会話から案件獲得につながるケースもあるため、日頃からSNSで情報発信をしたり、周囲にフリーランスとして活動していることを伝えておいたりするのがおすすめです。
在宅エンジニアとして働くメリット
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在宅エンジニアとして働く主なメリットとして、以下の3つが挙げられます。
● 通勤時間を削減でき本質的な仕事に時間を使える
● 自分の生活スタイルにあわせて働ける
● 対面でコミュニケーションを取る必要がない
それぞれのメリットについて、具体的な背景とともに解説します。
通勤時間を削減でき本質的な仕事に時間を使える
在宅勤務は、通勤やクライアントのオフィスへの移動時間などがかからない点がメリットです。
今まで移動にかかっていた時間を業務に充てられるため、作業効率や生産性がアップします。朝の満員電車による疲労がなくなるだけで、特に集中力が不可欠なプログラミングや設計業務の質は大きく改善されるはずです。
また浮いた時間を最新技術の学習や資格取得の勉強に使えば、システムエンジニアとしてスキルアップでき、昇給や昇格、高単価の案件獲得にもつながるでしょう。
自分の生活スタイルにあわせて働ける
在宅エンジニアは働く場所の制約がないため、仕事とプライベートのバランスをコントロールしやすくなります。
エンジニアは、夜型の人もいれば特定の時間帯に集中力が上がる人もいるなど、パフォーマンスのピークが個人で異なりやすい職種です。在宅勤務であればフレックスタイム制度などを活用でき、家事や育児、介護といった家庭の事情と両立しながら、自分が最も成果を出せるタイミングで業務に集中できます。
また住む場所をオフィスに合わせる必要がないため、固定費の安い地方に住むのも可能です。在宅エンジニアになれば、自分にとって最適な環境を選びやすくなります。
対面でコミュニケーションを取る必要がない
オフィスに出社していると、作業中に急に話しかけられたり周りの雑談が耳に入ったりして、集中力が途切れてしまう人もいるでしょう。
在宅勤務は、チャットでのやり取りが中心です。自分の作業がキリのいいタイミングで返信できるため、周囲の環境によって業務効率が落ちるリスクがありません。
また対面では起こりがちな周りの顔色をうかがったり、長時間の会議に疲弊したりなども少ないです。人間関係の余計なストレスが減るため、本来の業務に集中して取り組めるようになります。
在宅エンジニアとして働く際の注意点
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在宅は多くのメリットがある一方、エンジニアとして成果を出し続けるためには、リモート特有の難しさに対応していく必要があります。あらかじめ注意点を把握しておくと、トラブルを未然に防げるでしょう。
● 疑問点を即時に解決できない
● 成果を重視される傾向にある
● スケジュールの自己管理が求められる
それぞれの注意点について、具体的に解説します。
疑問点を即時に解決できない
在宅勤務は、オフィスのように隣に座っている先輩や同僚に気軽に声をかけられません。そのため作業中に行き詰まったり仕様の不明点が出てきたりした際、回答を得るまでにタイムラグが発生しやすくなります。
チャットで質問を投げても、相手が会議中や離席していると、返信を待つ間は作業が完全に止まってしまう場合もあります。
在宅勤務におけるコミュニケーションのラグを減らすには、わからないことを自分なりに整理し「何を試して、どこで詰まっているのか」などを言語化して伝える高度なテキストコミュニケーション能力が必要です。
また返信を待つ間は、別のタスクを進めるといった効率的な立ち回りも重要です。
成果を重視される傾向にある
在宅勤務は働いている姿を目視できないため、オフィス勤務よりも成果物の内容や質が重視されます。
オフィス勤務の場合は「遅くまで残って頑張っている」といった姿勢が、評価の一部に含まれる場合もあります。一方在宅勤務は、期日までに求められる品質の成果物を納品できるかどうかが評価対象です。
成果が出せなければオフィスへの出社を命じられたり、降格・減給などにつながったりするリスクもあります。
成果主義は、結果を出せない人にとって非常に厳しい世界である点は理解しておきましょう。
スケジュールの自己管理が求められる
在宅勤務は誰も見ていない環境だからこそ、スケジュールの自己管理が求められます。
特にプライベートとの境界線が曖昧になりやすく、ついダラダラと作業をしてしまったり、反対に働きすぎて燃え尽きてしまったりする人が多いです。また周囲の目がないため集中力が途切れてしまい、スケジュールが後ろ倒しになるケースもよくあります。
在宅勤務でもパフォーマンスを最大化させるには、仕事とプライベートのメリハリをつけ、一日のタスクを細かく分解して管理するスキルが必要です。
企業に管理されるのではなく、プロフェッショナルとして自分をコントロールできるかが、在宅エンジニアとして活躍していくためのカギです。
在宅エンジニアに求められるスキル
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在宅でも企業から「どこにいても仕事を任せられる」と信頼されるには、技術力だけでなくリモート特有の能力が求められます。
● システムエンジニアとしての基礎・応用スキル
● テキストコミュニケーションスキル
● 自己管理スキル
上記のスキルがなぜ在宅ワークにおいて不可欠なのか、理由を解説します。
システムエンジニアとしての基礎・応用スキル
在宅エンジニアとして働くなら、基礎・応用スキルは欠かせません。オフィスであれば周囲のサポートを受けながら進められる業務も、在宅では基本的に一人で完結させる必要があります。
設計書の意図を正確に読み取る力やバグを特定して修正するスキル、コーディングをやり遂げる力など、システムエンジニアとしての基礎・応用スキルが備わっていなければ、リモート環境での業務は難しいです。
特にコードから仕様を理解できるような深い専門性や、環境構築を自力で行えるインフラ知識など、一歩プラスアルファのスキルがあると、企業やクライアントから高く評価されます。
テキストコミュニケーションスキル
対面での会話がほぼない在宅勤務では、チャットツールなどを通じたテキストコミュニケーションスキルが必須です。
微妙なニュアンスが伝わりにくいテキストベースのやり取りは、一歩間違えると大きな誤解や手戻りを招くリスクがあります。そのため要点を簡潔にまとめる力や、相手が読みやすいように文章を作成するスキル、感情的な衝突を避けるための言葉選びが欠かせません。
また「どこまで進んでいるか」「何が原因で止まっているか」などを、指示される前に言語化して共有できる人は上司やチームメンバーから信頼されやすく、結果として自由度の高い働き方を認めてもらえるでしょう。
自己管理スキル
在宅勤務はオフィスのように周囲の目がないため、自分自身をコントロールする自律心が求められます。
具体的には、誘惑の多い自宅環境でも集中力を維持し、納期から逆算して「今日どこまで進めるべきか」を日々のタスクに落とし込むスケジュール管理能力が不可欠です。
また仕事の質を維持するためには、心身のセルフケアも重要です。在宅は運動不足や不規則な稼働による体調不良を招きやすかったり、仕事のオンとオフの境界が曖昧になったりしがちです。
自分なりのリフレッシュ方法を見つけ、プライベートとの切り替えを意識的に行うと、仕事のパフォーマンスも維持できるでしょう。
システムエンジニア在宅に関するよくある質問
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システムエンジニア在宅に関する、よくある質問に回答します。
未経験でも在宅のシステムエンジニアとして働ける?
未経験でも採用される可能性は十分にあります。 最近は教育体制をオンラインで完結させている企業もあり「完全未経験・フルリモート可」という条件の求人も見かけるようになりました。
ただし一般的には「一定のスキルを身につけるまでは出社が必要」という求人が多いです。
そのため求人票に「在宅OK」と記載があっても、研修期間中の働き方については面接などで確認しておきましょう。
在宅システムエンジニアの年収は?
在宅勤務に特化した、システムエンジニアの公的な年収データはありません。そのため今回は、一般的なシステムエンジニアの年収を参考に解説します。
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」のデータによると、システムエンジニア(Webサービス開発)の平均年収は574.1万円です。
正社員として働く場合は、在宅でも出社のシステムエンジニアと同等の給与水準であると考えられます。
一方でフリーランスとして在宅で働く場合は、年収が大幅に変わります。フリーランスは「案件単価 × 案件数」で収入が変動するため、スキルの高いエンジニアであれば年収800万円〜1,000万円以上も可能です。
しかし案件が途切れた際の収入減のリスクや、社会保険料は全額自己負担などのデメリットも考慮する必要があります。
参照:厚生労働省 職業情報提供サイト「jobtag」
まとめ
システムエンジニアにとって、在宅勤務は生産性の向上やワークライフバランスの充実を叶えられる働き方です。開発環境の進化や人材確保の激化に伴い、在宅OKの案件は増加しています。
ただし在宅エンジニアとして活躍し続けるためには、自己管理能力やテキストコミュニケーション能力といった、リモート特有のスキルが欠かせません。プロとして自律した姿勢を持つことが、在宅でも一流のシステムエンジニアとして働くためのポイントです。
「今の環境では在宅が難しい」「未経験から在宅のシステムエンジニアを目指したい」という方は、ワールドインテックのITS事業部をご検討ください。
ITS事業部では、エンジニア一人ひとりのキャリアに寄り添った配属を行っており、在宅案件を含む多様な働き方をサポートしています。充実した研修制度もあるため、スキルに不安がある方でも安心して働けるでしょう。





