システムエンジニアになりたい人必見!志望動機の書き方を新卒/転職別に紹介

「システムエンジニアを目指しているけれど、志望動機の書き方がわからない」
「志望動機で採用担当者の目を惹くポイントが知りたい」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
システムエンジニアの志望動機は、フレームワークなどを活用してわかりやすく記載するのが大切です。
本記事では、システムエンジニアの志望動機としてよく挙げられる理由や具体的な書き方のポイントを解説します。システムエンジニアを目指している方は、ぜひ最後までお読みください。
システムエンジニアになりたい主な理由4選
システムエンジニアになりたい理由でよく挙げられる項目は、以下の4つです。
- 技術・ものづくりへの興味関心があるから
- 課題解決・社会貢献への意欲があるから
- 自身の適性・強みと合致しているから
- キャリア・将来性へ期待しているから
自分に当てはまる理由があれば、ぜひ志望動機として活かしてみてください。
技術・ものづくりへの興味関心があるから
「技術そのものへの好奇心」「何かを創り上げることへの喜び」などを理由に、システムエンジニアへの就職を希望する人は多いです。
例えば大学の授業で行ったアプリやWebサービスの作成を通じ、新しい技術を学ぶ楽しさやアイデアを形にする達成感を味わった経験がきっかけとなるケースが考えられます。
また最新のIT技術やトレンドに敏感で、AIやIoT(モノのインターネット)、クラウドなどの新分野に挑戦したいという意欲が強い人も、システムエンジニアを志望する傾向にあります。
システムエンジニアの仕事は、技術やものづくりに興味がある人にとって魅力的なキャリアです。
課題解決・社会貢献への意欲があるから
課題解決や社会貢献への意欲を持つ人も、システムエンジニアを目指す傾向にあります。
システムエンジニアは、私たちの生命維持や豊かな生活に欠かせない業界で幅広く活躍できる仕事です。例えば医療機器や交通機関などは、システムエンジニアがシステムを開発、運用、保守しているからこそスムーズに作動しています。
システムエンジニアは、自分が携わったシステムが多くの人の生活や仕事を支えていると実感できる場面も多く、社会貢献度の高い仕事です。
そのため「誰かの課題解決をしたい」「社会貢献度の高い仕事に関わりたい」という人は、やりがいを得られるでしょう。
自身の適性・強みと合致しているから
「自分のスキルや性格がシステムエンジニアに求められる項目と合致している」との理由で就職を希望する人もいます。システムエンジニアで活かせるスキル、強みは以下のとおりです。
- 論理的思考力:要件定義やシステム設計で役立つ
- 几帳面さ・正確性:コーディングやテスト作業で重宝される
- 忍耐力・粘り強さ:トラブル対応やデバッグ作業で力を発揮する
- コミュニケーション力:クライアントやチームメンバーと円滑なやり取りができる
- スケジュール管理能力:複数プロジェクトの納期管理や業務効率化に役立つ
- 学習意欲の高さ:新しい技術や知識を積極的に学ぶ姿勢は成長に直結する
システムエンジニアで活かせるスキルは、多岐にわたります。自分の強みが求められるスキルと合致していると感じた場合、システムエンジニアは非常に魅力的な選択肢でしょう。
キャリア・将来性へ期待しているから
キャリアプランの多様さやIT業界の成長性に期待して、就職を希望する人もいます。
システムエンジニアからステップアップできるキャリアは、主に以下のとおりです。
プロジェクトマネージャー(PM) | ・プロジェクト全体の管理、進行 ・チーム統率、顧客との調整を担当 |
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プロジェクトリーダー(PL) | ・開発チームのリーダーとして、現場の進捗管理や技術的な指導を行う |
ITコンサルタント | ・企業のIT戦略やシステム導入の提案、業務改革の支援を行う |
インフラエンジニア | ・ITインフラ(サーバー・ネットワークなど)の設計・構築・運用を担当 |
Webエンジニア | ・Webサービスの設計・開発・運用を専門的に担当 |
アプリケーションエンジニア | ・アプリの設計・開発・運用を専門的に担当 |
社内SE | ・自社のシステム運用や管理、業務効率化やDX推進を担当 |
データサイエンティスト | ・データ分析やAI活用などを行う |
スペシャリスト/エキスパート | ・セキュリティ、クラウド、AIなど特定分野の専門性を極める |
フリーランスエンジニア | ・独立してプロジェクトごとに契約し、柔軟な働き方を実現する |
またIT業界は、DX推進やAI・クラウド・IoTなどの技術進化により、今後も高い成長が見込まれています。スマートフォンの普及やWebサービスの需要拡大もあり、システムエンジニアの需要は今後も増加傾向です。
そのためシステムエンジニアは、安定した将来性やキャリアアップを求める人にとって、魅力的な職業といえます。
システムエンジニアの志望動機を書くときのポイント
システムエンジニアの志望動機を書く際には、採用担当者が知りたい下記3つのポイントを明確に伝えるのがポイントです。
- なぜSEなのか:ものづくりへの興味や社会貢献への意欲などを、経験を交えて具体的に述べる
- なぜこの会社なのか:企業理念や事業内容に共感した旨を伝え、自分が貢献できる理由を説明する
- 入社後活躍してくれそうか:スキルやキャリアプランを踏まえ、どのように成長して会社に貢献したいかを示す
志望動機は、論理的な根拠や将来のビジョンを意識して作成しましょう。
では具体的な書き方について、以下で解説します。
三段構造で書く
三段構造とは、志望動機や自己PRなどで使われる文章構成の方法です。以下の3つの要素で文章を作成することで、論理的かつ分かりやすく主張を伝えられます。
- 【結論】なぜシステムエンジニアになりたいのか
- 【根拠】なぜそう思うようになったのか
- 【結び】なぜこの会社で、どう貢献・成長したいのか
「結論」では志望理由を端的に伝え「この人はなぜSEになりたいのか」がわかるように記載しましょう。「根拠」は実体験や考え方を述べ、志望動機に説得力と具体性をつけます。
「結び」では、企業でどのように貢献し、成長したいかを明確にするのが大切です。採用担当者が「入社後、活躍してくれそうか」「なぜこの会社なのか」をイメージしやすくなります。
三段構造で書くと志望動機がまとまりわかりやすくなるため、選考で評価されやすいでしょう。
「なぜシステムエンジニアなのか」に説得力を持たせる
システムエンジニアの本質は、顧客の課題を丁寧にヒアリングし、IT技術を用いて具体的な解決策の設計・構築です。
システムエンジニアの本質を理解したうえで志望動機を記載すれば、より説得力をもたせられ高評価につながります。
またシステムエンジニアを目指すきっかけとなったエピソードや、仕事を通じてどのように成長したいか、社会や企業にどう貢献したいかなど将来のビジョンも加えましょう。
将来のビジョンを盛り込むと、面接官に「就職後のこともきちんと考えているな」と感じさせられます。
エピソードはSTARメソッドで具体的に書く
エピソードを語る際は「STARメソッド」を意識して書くと、面接官や採用担当者に自分の行動が伝わりやすくなります。
STARメソッドとは、下記の4つの要素で構成される回答フレームワークです。
- Situation(状況):エピソードの背景や当時の状況を説明する
- Task(任務):自分が担っていた役割や達成すべき課題を明確にする
- Action(行動):課題に対して実際にどのような行動をとったかを具体的に述べる
- Result(結果):行動によってどんな成果や学びがあったかを伝える
STARメソッドを用いてエピソードを整理すると論理的なストーリーができあがるため、自分の経験や強みにより説得力を持たせられます。
企業研究の成果を盛り込む
企業研究は、志望動機やエントリーシートに説得力を持たせるために非常に重要です。
企業研究の成果を盛り込むと、志望動機の説得力が高まるだけでなく、企業との相性や入社後のビジョンも明確になります。また面接での評価アップや他者との差別化にもつながるでしょう。
企業研究は、以下の項目に着目して行うのがおすすめです。
- 事業内容:どのような業界で何のシステムを作っているか
- 企業理念・ビジョン:どのような価値観を大切にしているか
- 技術:どのような技術に強みを持っているか
- 顧客との関わり方:一次請けか二次請けか/顧客と直接話す機会は多いか
【新卒向け】システムエンジニアの志望動機の書き方例
新卒向けにシステムエンジニアの志望動機の書き方例を紹介します。
新卒は経験をもとにしたスキルがまだないため、ポテンシャルと学習意欲をアピールするのが大切です。
【書き方例】 システムエンジニアを志望する理由は、ITの力で社会課題を解決し、人々の役に立ちたいと考えているからです。 大学時代はIT関連のサークルに所属し、チームでWebアプリ開発に取り組みました。未経験から始めましたが、プログラミングやシステム設計の基礎を自主的に学び、実際にアプリケーションを完成させた経験が、私の成長意欲や知的好奇心をさらに高めてくれました。 貴社は幅広い業界のシステム開発に携わっており、最先端の技術や多様なプロジェクトを通じて成長できる環境が整っていると感じています。入社後も学び続ける姿勢を大切にし、一日も早く貴社の戦力となれるよう努力します。 |
自分の経験と企業の強みを結びつけ、ポテンシャルと学習意欲をアピールしましょう。
【未経験転職向け】システムエンジニアの志望動機の書き方例
未経験からシステムエンジニアを目指す場合、前職で培ったスキルをどのように活かせるかを明確に示すのがポイントです。
【書き方例】 前職の営業職ではクライアントの課題をヒアリングし、最適な提案を行う経験を積んできました。その中で、業務効率化や情報共有の重要性を強く感じ 、IT技術で課題を解決できるシステムエンジニアに興味を持つようになりました。 またチームでのプロジェクト推進やスケジュール管理を通じて、コミュニケーション力や計画性も身につけています。 貴社は未経験者向けの研修制度が充実しており、多くの業界でシステム開発に携わっていると伺っています。前職で培ったヒアリング力や課題解決力、チームワークを活かし、貴社のプロジェクトで即戦力として成長していきたいです。 入社後は新しい技術や知識を積極的に学び、お客様の課題をITの力で解決できるシステムエンジニアを目指します。 |
未経験者は前職の経験とシステムエンジニアで求められるスキルを結びつけ、即戦力として成長できる点をアピールしましょう。
まとめ
システムエンジニアは、ものづくりへの興味や社会貢献度の高さ、将来性への期待などから志望されることが多い職業です。
需要が高い仕事ではありますが、志望動機は説得力のある根拠や自分の強みを活かして企業にどのように貢献できるかなど、きちんとした作り込みが必要です。
本記事で紹介した三段構造やSTARメソッドを活用し、採用担当者に自分の熱意やスキルが伝わるような志望動機を作成しましょう。
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