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工場勤務の「4勤2休」とは?どんな働き方?|メリット・デメリットを押さえて仕事選びの際に活用!

目次

4勤2休では6日間をひとまとまりと考え、4日連続して働き、その後2連休を取ります。24時間稼働している工場やホテルで取り入れられています。給料や休みが比較的多く、あまり混雑していないときに観光地へ行けるなどの利点がある反面、不規則な生活リズムゆえに他の人と予定を合わせにくい場合もあります。4勤2休の具体的な休日数やメリット・デメリット、また4勤2休の仕事を探すときのポイントも併せてお伝えします。




「4勤2休」とは


4勤2休とは、4日間連続して働いたあとに2連休を取る流れを1クールとする勤務体制です。例えば、下記のようなスケジュールで勤務します。


月曜日~木曜日(4日間)
出勤
金曜日・土曜日(2日間)
休日

日曜日~水曜日(4日間)

出勤
木曜日・金曜日(2日間)
休日


夜勤と昼勤の二交替制を取っている工場で4勤2休を採用している場合、多くは休日を挟み夜勤と昼勤を交替します。夜勤のほうが夜勤手当などで給料が高くなるので、給料のバランスを取るためです。具体的には、月曜日から木曜日までは昼勤で、金曜日と土曜日の2日間休日を挟み、日曜日から水曜日までは夜勤といった具合です。中には夜勤のみ、昼勤のみのパターンで働いている人もいます。


「4勤2休」の出勤日数と休日数

4勤2休では1年の3分の2が出勤日、3分の1が休日です。したがって、出勤日数は244日~245日、年間休日数は121日~122日あります。ここに祝日や大型連休が絡むと、さらに休日が増える可能性もあるでしょう。


一般的な企業は5日2休で営業しており、この場合、年間出勤日数は260日程度、休日は100日程度です。こちらも実際には祝日や大型連休が関係するので、もう少し休みの日数は増えます。


4勤2休と5日2休を比較すると、4勤2休のほうが休日は多いといえるでしょう。


「4勤2休」は合う合わないがある


比較的休日が多く魅力がある4勤2休の勤務体制ですが、合う人・合わない人がはっきりしています。その一番の要因は、仕事に対して何を重視するのかです。夜勤があっても給料が高いことを優先したい、どうしても家族と休みは合わせたいなど、仕事に求めるものは、人それぞれです。


下記では、4勤2休が合う人・合わない人の特徴を紹介します。自分がどちらに当てはまるか考え、4勤2休の仕事を選ぶかどうかの判断材料にしましょう。


「4勤2休」が合っていると思える人の特徴

「4勤2休が合っている」と思える人の特徴は、以下の通りです。


  •   給与を重視しており、夜勤や土日出勤が気にならない人
  •   仕事に慣れるのが比較的早い人


まず、出勤時間帯や休日の曜日はいつでもよく、給料を重視している人は4勤2休があっているといえます。なぜなら、4勤2休の勤務は夜勤が発生し給料が高くなる傾向にあるからです。4勤2休の場合、夜勤・昼勤の二交替制を取っている職場が多く、夜勤は深夜労働手当が付き給料が高くなりやすいです。


そして、4勤2休は6日間を1クールと考えるので、休みの曜日は固定ではありません。例えば、月曜日から木曜日まで働いたら、金曜日と土曜日が休みです。その次は、日曜日から勤務が始まり、水曜日まで働き、木曜日と金曜日が休日になります。このように、土日に出勤するシフトもありますので給料を重視し、休みの曜日はいつでもよい人に向いています。


また、勤務日が5勤2休より少なめなので、仕事に早く慣れる人のほうが慣れるまでのストレスが少なく、働きやすいです。


「4勤2休」が合っていないと感じる人の特徴

「4勤2休が合っていない」と感じる人の特徴は、以下の通りです。


  •   生活リズムが崩れると集中できない人
  •   夜勤がそもそも体質的に合わない人


働く時間が日によって違うことや夜遅くに働くことが体質的に苦手な人は、4勤2休はおすすめできません。4勤2休は、夜勤・昼勤と働く時間が変わる二交替制を採用している職場で取られることが多いからです。


つまり、4勤2休の職場で働くことは、強制的に勤務時間が固定ではなくなってしまうのです。起床時間も変わりますし、夜働く分、昼間に寝なければならないこともあります。生活リズムが崩れることにストレスを感じたり、体質的に合わなかったりする人は、避けたほうがよいでしょう。


「4勤2休」で働くメリット


4勤2休は特殊な働き方ですが、メリットもあります。4勤2休のメリットは、以下の四つです。


【4勤2休で働くメリット】

  •   給料が比較的良い
  •   年間休日数が多い
  •   5勤2休に比べて仕事に対するメリハリを付けやすい
  •   未経験でも募集している場合が多い


それぞれ詳細に見ていきましょう。


給料が比較的良い

4勤2休では夜勤が発生するため夜勤手当が付き、5勤2休と比べて月給が高くなる傾向にあります。実際に4勤2休で働いている人も、給与の良さをメリットに挙げる人が多いです。また、引き継ぎ時に残業することがあり、残業代が付くこともあります。


4勤2休の勤務体制は24時間稼働している工場やホテルなどで採用されますが、たいていの場合1日を12時間に区切った二交替制を導入しています。例えば7:00~19:00の昼勤と19:00~7:00の夜勤のような形で、交替制でシフトを組んでいる場合が多いのです。その際、引き継ぎなどに時間を要することがあり、その結果残業することもあります。


1日の労働時間が長くハードですが、給料を重視したい人には4勤2休は合っているといえるでしょう。


 年間休日数が多い

4勤2休は1年の3分の1が休日なので、5勤2休に比べて休日数が多いです。さらにお盆や正月休みなどの長期休暇を設けている企業の場合は、より休日が増えます。休日の曜日は変動してしまいますが、土日休みにこだわりがなければ4勤2休のほうが休みを満喫できるでしょう。平日の休みには、混雑を避けてテーマパークや観光地を楽しめるのもメリットです。


「5勤2休」に比べて仕事に対するメリハリを付けやすい

4勤2休は、仕事のメリハリが付けやすい働き方です。5勤2休に比べると連続出勤数が1日少なく、休日までのモチベーションが維持しやすくなるためです。


実際に5勤2休の場合、5日間の勤務でへとへとになってしまい、2日間の休日をほとんど寝て過ごし、憂鬱な気分のまま次の出勤日を迎えるという人も少なくありません。しかし、4勤2休は5勤2休より高い給料と連続出勤日数の少なさにより、休みもきちんと満喫できます。また、休日を挟んで昼勤と夜勤が交替するため、休日で生活リズムを整えて次の勤務に備えることも可能です。


未経験でも募集している場合が多い

4勤2休を採用している職業は、未経験者でも応募可能としていることが多々あります。なぜなら、4勤2休の勤務体制を取り入れている企業は24時間体制で稼働しており、その勤務体制が合う人が少なく、慢性的に人手不足になりやすい傾向があるからです。そのため、資格が必要な専門職を除いて未経験でも募集可能としていることがよくあります。


「4勤2休」で働くデメリット


魅力の多い4勤2休ですが、デメリットもあります。特に以下の三つのデメリットは、4勤2休で働く際に踏まえておきたいところです。


【4勤2休で働くデメリット】

  •   生活が不規則になって体調のケアが大変
  •   友人や家族と予定が合わせづらい
  •   夜勤が体質的に合わない可能性がある


デメリットを事前に把握しておけば、4勤2休で働くときに対処ができるので心強いですよ。


生活が不規則になって体調のケアが大変

4勤2休で一番のデメリットは、夜勤が絡むシフトになりやすいため生活が不規則になることです。慣れてしまえば問題ありませんが、体質的に夜勤が合わない人もいます。特に、夜勤後、家に帰ってもなかなか寝られず睡眠不足になる人が多いです。


夜勤は他の人が出勤、通学するような時間帯に帰ることになります。そのため、明るい時間に寝たり生活音がする中で寝たりすることができない人は、体調を崩しやすくなるでしょう。遮光カーテンや、防音シートなどで工夫することはできますが、慣れるまでは寝不足から体調不良にならないよう、気を配る必要があります。


友人や家族と予定が合わせづらい

一般的な5勤2休の企業に勤めている人と予定が合いにくくなります。4勤2休では休みの曜日が変動してしまうからです。家族がいる場合は、パートナーと休みが合わない、子どもと休みが合わないといったデメリットが発生します。裏を返せば他の人と予定を合わせる必要がなくなるので、一人でのんびりと過ごすほうがストレス発散になる人にとっては問題ないでしょう。


夜勤が体質的に合わない可能性がある

実は、夜働くことが遺伝子的に合わない人もいます。とある研究によると、人間には体内時計を制御する時計遺伝子があり、その数によって朝型・夜型が決まるとのことです。つまり、どれだけ夜勤をしたいと思っても、体質的に合わない人もいるのです。夜遅くまで起きているのが苦手な人や、夜は何をしていても眠くなってしまう人は、遺伝的に夜勤が合わない可能性があります。


「4勤2休」の仕事を探す際に意識するポイント


メリット・デメリットを踏まえ4勤2休の仕事を探す場合、これから紹介する二つのことを意識して仕事を探しましょう。


やみくもに探し、自分と合っていない4勤2休の仕事に就いても、長続きはしません。会社にとっても、あなたにとってもよい結果となるよう、意識してほしい二つのポイントを紹介します。


条件だけで選択しない

立地や給与額、手当、福利厚生、拘束時間などの条件だけで選択しないようにしましょう。条件だけで探してしまうと、いざ働いてみても夜勤が合わなかったり、生活リズムが崩れて体調を崩しやすくなってしまったりすることがあるからです。


しかし、高い給料だけが目的であれば、それも含めて条件の良さを重視するのも一つの方法です。ただし、どれだけ給料が良くても体調を崩して、結果的に病院代がかさんだり、後味の悪い辞め方をしたりしてしまっては意味がありません。自分ができる範囲内のシフトであることを前提に、条件で絞り込んでいってみましょう。


自身と合いそうな仕事か判断する

自分に合うかを見極めて仕事を探すことが重要です。4勤2休の勤務体制は生活リズムが不規則な生活になり、ちょっとしたことでストレスがたまってしまいます。その上、仕事内容まで合わないと苦痛でしかありません。なるべく仕事に対する抵抗が少ない業種を選びましょう。


例えば、工場での仕事といってもさまざまな仕事があります。扱っている製品も違いますし、工場内でもベルトコンベヤーの上を流れてくる部品をチェックする作業や、機械を操作する作業、倉庫から部品を運ぶ作業など仕事は多岐にわたります。ずっと同じことをしているのが得意・不得意、チェックの仕事は経験があるなど、自分に合っているかどうかを踏まえて探しましょう。


まとめ


4勤2休のメリットやデメリット、4勤2休の仕事を探す際に気を付けることをお伝えしました。


一番のメリットは給料が高いことで、他にも休日の多さや5勤2休と比べて仕事のメリハリが付きやすいこと、未経験でも応募できることが多いといったメリットがあります。一方で、夜勤により生活リズムが不規則だったり、休みが固定ではないため予定が合わせにくかったり、そもそも体質的に夜勤が合わない場合もあります。そうしたデメリットを踏まえ、4勤2休の仕事選ぶときは条件だけを見て探すことはせず、自分と合いそうか、どのようなシフトかをきちんと吟味して探していきましょう。








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