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正社員のシフト制とは?メリット・デメリットや注意点も詳しく解説

シフト制はサービス業や製造業、IT業界など多様な業界で導入されており、アルバイトやパートだけでなく、正社員でも適用されている職場があります。正社員として転職を検討する場合、シフト制がどのような働き方なのかに知っておきたいところです。

この記事では、「完全シフト制」「固定シフト制」「自由シフト制」の三つの種類の概要について解説します。また、シフト制の場合の手当てや有給休暇の申請の概要や、シフト制のメリット・デメリットなどについても併せて解説します。

目次

シフト制とは


シフト制とは、労働日や労働時間が固定されておらず、他の労働者と交替で勤務する働き方のことです。アルバイトやパートだけでなく、正社員・契約社員などさまざまな雇用形態の人がシフト制のもとで働いています。ここでは、固定制との違いやシフト制の種類について解説します。

固定制との違い

固定制は、毎日同じ時間、毎週同じ曜日に勤務する働き方です。それに対してシフト制は、労働日や労働時間が他の労働者と常に同じというわけではありません。1カ月・1週間といった一定の期間ごとに作成されるシフトによって、いつ働くかが確定されます。

例えば、朝7時から15時までの早番、15時から23時までの遅番など、朝早くから夜遅くまで開いている店舗やコールセンターといった職場で導入されている勤務形態です。

シフト制の種類

シフト制には「完全シフト制」「固定シフト制」「自由シフト制」の三つの種類があり、企業によって導入している制度は異なります。それぞれの特徴を理解した上で仕事選びをすることが大切です。それぞれの概要について見ていきましょう。

完全シフト制

完全シフト制には、いくつかのシフトの組み合わせが用意されており、どの組み合わせのシフトで働くかによって働く曜日・時間帯が決まります。組み合わせは、週ごと、月ごとに変わることが多いです。例えば24時間動いている工場や介護施設などの仕事では、日勤と夜勤の二交替制や、日勤・夕勤・夜勤の三交替制が多く見られます。

固定シフト制

固定シフト制は、労働時間や日数を会社側と労働者側とで協議して決定したことをもとに働く制度です。例えば月曜と水曜の16時から22時など、事前に固定の曜日と時間を決めておきます。コールセンターなどで導入されており、アルバイトなどに多いシフト制です。なお、時間や曜日は、半年や1年ごとに希望に応じて見直すところもあります。

自由シフト制

自由シフト制は、労働者が自分で労働日や労働時間を決めて申請できるのが特徴です。例えば小売店や飲食店など、アルバイト・パート従業員が多く働いている業種でよく見られます。週ごとや月ごとに希望日・時間を申請すると、勤務先が全体のシフトを調整してシフト表を出します。

シフト制の形態が多い職種


シフト制を導入している主な職種は、以下の通りです。

サービス業

コンビニやスーパー、アパレルショップなどの販売職は、店舗の営業時間に応じたシフト制で勤務するケースが多いです。

専門サービス業

医療・介護施設のスタッフなどは、専門的な知識や技術が必要になる専門サービス業です。基本的には24時間稼働しているため完全シフト制の中でも二交替や三交替制であることが多いです。

飲食店スタッフ

居酒屋やファミレスなど、営業時間の長い飲食店で接客や調理を行う仕事の正社員は、完全シフト制が採用されている場合が多いです。

オペレーター

コールセンターで商品やサービスに関する問い合わせなどに応対する仕事であるオペレーターの中には、24時間対応のコールセンターもあり、その多くは固定シフト制を導入しています。

製造工

工場で働く製造工には、日勤のみの工場や24時間稼働の工場があります、主に二交替・三交替などの完全シフト制を導入しています。

ITエンジニア

サーバーやネットワークの運用・保守などの業種はシフト制を導入しているところが多いです。24時間体制で監視をし、障害などが起きた際にはスピーディに対応します。 ITエンジニアの場合は24時間体制の場合も多いため、三交替の完全シフト制が組まれているケースもあります。

配送ドライバー

運送業界でも、多くの配送ドライバーがシフト制で働いています。とはいえ、配送先の業種によって働き方は異なります。例えば24時間営業のコンビニなどへの配送を行っている会社では、三交替の完全シフト制が多く見られます。

シフト制の手当てや有給申請について


シフト制で働く場合、残業や休日出勤等の手当てや、有給休暇の申請についてはどうなるのでしょうか。結論としては、固定制でもシフト制でも考え方は同じです。ここでは、シフト制の場合の手当てや有給休暇の申請の仕方について解説します。

残業代や休日出勤等の手当ては固定の場合と同じ

残業や深夜勤務・休日出勤をした際の手当ては、シフト制の場合にも固定制と同じように発生します。労働基準法の残業や深夜勤務・休日出勤等の定めは、固定制・シフト制にかかわらず、一律に適用されるためです。

例えば労働時間においては、労働基準法上「1日8時間・週40時間」を法定労働時間として定めています。そのため、法定労働時間を超えて残業した場合は、固定制でもシフト制でも、25%以上の割増の賃金を支払う必要があります。

また、シフト制の場合、雇用主は労働者に対し始業・終業時刻、休憩、休日などを事前に書面などで明示することになっています。「シフトによる」といった簡単な記載ではなく、具体的に明示しなくてはなりません。具体的に明示した始業・終業時刻を超えて働いた場合や休日に働いた場合などには、手当てが支払われます。

有給申請は希望日と合わせて申請する

シフト制の場合における有給休暇の申請は、出勤日にしか取得できないことにより出勤希望日と一緒に申請します。有給休暇は、本来出勤するはずの労働日に取得する休暇のため、「出勤日が確定しているから有給休暇を取らせない」という扱いは認められていません。

固定シフト制は曜日・時間帯を事前に決めていることから、いずれかの労働日を有給休暇にして申請します。自由シフト制は、出勤の希望日と一緒に有給休暇を申請することになります。

シフト制のメリット


シフト制には、以下のようなメリットがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  •  プライベートの時間に合わせてシフトの希望日を申請できる
  •  学業や副業などと両立しやすい
  •  手当てが発生する時間帯にシフトを増やすことも可能

プライベートの時間に合わせてシフトの希望日を申請できる

シフト制の場合は、プライベートの時間に合わせて希望日を申請できます。労働時間や曜日が固定されていないため、都合に合わせて予定を立てられます。

必ずしも土日が休みを取る必要はなく、平日でも休むことが可能です。それゆえに、わざわざ有給休暇を取らなくても、シフトを調整すれば、平日にしか行けない病院や銀行・役所などにも行けます。また、旅行に出かけるときなども平日なら人混みを避けられるとともに、旅行代金も安く済むことが多いなど、さまざまな恩恵を受けられるでしょう。

学業や副業などと両立しやすい

自由シフト制の場合、希望が通れば自分の時間を確保しやすいため、学業や副業と両立しやすいのもメリットです。自分の時間を確保できると空いた時間を勉学に充てたり、収入を得たりすることも可能です・時間を無駄なく有効活用できるのが自由シフト制の強みでしょう。とはいえ、固定シフト制であっても、働く時間は決められている場合が多いので、比較的時間は確保しやすいといえます。

手当てが発生する時間帯にシフトを増やすことも可能

シフト制の場合、深夜や早朝などの時間帯に働くことで深夜手当ての対象となり、収入を増やすことが可能です。「もっと稼ぎたい」と思う方は、勤務時間を割り増しの手当が発生する時間帯を希望してみてはいかがでしょうか。

シフト制のデメリット


シフト制にはメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

  •  希望通りのシフトにならない場合がある
  •  数カ月先の予定が立てづらい

希望通りのシフトにならない場合がある

シフト制の職場は、当然のことながら他の人の働き方もシフト制です。そのため、他の人と希望日が重なると、希望通りのシフトにならない場合もあります。例えば、連休に合わせて休みを取りたい場合や、夏休み、冬休みなどの長期休暇は希望が偏りがちです。また、固定シフト制の場合は曜日・時間が確定しているため、連休が取りづらいといえます。

数カ月先の予定が立てづらい

シフト制の場合、月単位で労働日が決まることが多いため、数カ月先の予定は立てづらいというデメリットがあります。自由シフト制の場合は希望を出してから労働日が決まることから、それまでは予定を入れられません。そのため、早割などを利用して旅行を計画していたり、数カ月先のライブのチケットを取ったりする場合に困るでしょう。

シフト制の仕事に向いている人


シフト制の仕事は、人によって向き不向きがあります。シフト制勤務の仕事に向いている人の特徴は以下の通りです。詳しく見ていきましょう。

  • 平日の昼間に休みが欲しい人
  • 時間の融通が利く人

平日の昼間に休みが欲しい人

平日の昼間に休みたいという人にシフト制勤務は向いています。固定勤務制だと、平日用事を済まそうと思ったら休みを取らなくてはいけないので、その分の収入が減ることになります。シフト制であれば、休んだ分のシフトを他の曜日に入れて働くことも可能です。
定期的な通院が必要な人や、趣味に時間を使いたい人であれば、平日の昼間に休めるシフト制勤務がおすすめです。

時間の融通が利く人

勤務時間が不規則になりがちなシフト制勤務は、時間の融通が利く人に向いているでしょう。シフトによっては、明るい時間に眠らなくてはいけなかったり、深夜まで働かなくてはいけなかったりすることもあります。家族の生活音が気になって眠れなかったり、逆に寝ている家族を起こしてしまったりというのは、シフト制勤務で働く人にありがちなトラブルです。
自分の時間を自由に使える独身者や、家族の理解があって時間を確保しやすい人であれば、不規則な勤務にも対応しやすいでしょう。

シフト制企業への転職時に知っておきたい注意点


シフト制の企業に転職したいなら、次の三つの注意点についてしっかり押さえておきましょう。

【シフト制企業に転職する際の注意点】

  •  遅刻や無断欠勤に注意
  •  シフトの提出期限に注意
  •  生活スタイルとの両立が可能かを意識して職場選択

遅刻や無断欠勤に注意

シフト制で働くことは、毎月労働日や労働時間が異なるということです。それゆえに、スケジュール管理や健康管理といった、自己管理がとても重要になります。スケジュールを間違えて、遅刻や無断欠勤をしないよう注意が必要です。また、体調不良や急用でどうしても休まなければならなくなった場合でも、責任者にできるだけ早く伝えて、代わりの人員を手配できるようにする必要があります。

シフトの提出期限に注意

シフト制の場合、全員の希望と照らし合わせて調整し全体のスケジュールを決めるため、シフトの希望を出す期限が設けられているはずです。全員の希望が集まらないと全体のスケジュールを立てられず、シフト調整できないため、提出期限までに必ず出すようにしなければなりません。

期限までに提出できなかった場合、勤め先によっては希望と関係なくシフトを入れられてしまったり、そもそもシフトに入れなかったりもするため注意が必要です。

生活スタイルとの両立が可能かを意識して職場選択

シフト制で働くと、プライベートの時間に合わせてシフトの希望を出せるというメリットがある反面、必ずしも希望が通るとは限りません。そのため、プライベートに決まった予定がある場合に、希望が通らないと両立できなくなってしまいます。
自分のライフスタイルを振り返った上で、シフト制で働く場合に両立できるかどうかよく考えてから仕事を選ぶことが重要です。

まとめ

サービス業や製造業、IT業界など、多様な職場でシフト制が導入されています。 シフト制には「完全シフト制」「固定シフト制」「自由シフト制」の三つの種類があり、そのうち正社員として働く場合に多いのは完全シフト制です。

シフト制は、固定制と同様に残業した場合の手当てや有給休暇の取得が可能です。プライベートの時間に合わせてシフトの希望日を出せるなどのメリットがある反面、必ずしも希望が通るとは限らないというデメリットもあります。

シフト制の会社へ転職を検討しているなら、シフト制についてよく理解し、自分のライフスタイルと合っているかをよく考えた上で転職先を選ぶようにしてください。

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