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工場勤務の役職一覧/班長・工場長に出世すると給料はあがる?

目次

工場では、「工場長」のように、一般的な企業では使われない役職があります。

工場で働くのであれば、役職による上下関係や役割などは、把握しておきたいところです。


この記事では、工場勤務における役職について説明しています。

キャリアアップしたい人のために、工場で役職につく方法や、出世できない人の特徴なども紹介しています。


これから工場で働いて上の役職を目指すのであれば、ぜひチェックしてください。

工場の役職とは?

役職は、企業内での地位を表したものです。

役職名に法律的な制限はなく、役職の呼び方は企業によって独自に決められます。


役職があることで、企業内での序列が明確になります。

「役職につく」というわかりやすい目標ができることで、社員のモチベーションアップになる効果もあるでしょう。


役職が同じでも、企業によって意味や責任が違うこともあるので、役職で序列を判断する場合は注意が必要です。


工場の役職一覧

工場における一般的な役職をみていきましょう。


まずは肩書のない一般社員からはじまり、班長、主任、係長、課長、部長、工場長、常務、専務、副社長、社長、会長というように役職が上がっていきます。


上記は、大きく「役職のない従業員」「管理職」「役員」に分けられます。

それぞれの特徴と役割を確認していきましょう。


役職のない従業員

役職のない従業員は、「一般社員」または「平社員」と言われることもあります。

入社すると、通常は一般社員からスタートします。


役職のない一般社員は、上の役職からの指示に従って作業を進めます。

企業では一番下の人間と見られがちですが、日々の作業を行うにあたって欠かせない重要な存在です。


管理職

工場で管理職にあたるのが、班長、主任、係長、課長、部長、工場長などの役職です。

管理職には、工場内での仕事をスムーズに進めるという役割があります。


自身も工場での仕事をおこないますが、人材育成や業務管理が主な仕事となります。

また従業員と円滑なコミュニケーションをとり、トラブルの回避・解決を行なうのも、管理職の大切な役割です。


役員

企業の経営に関わるのが、役員です。

常務、専務、副社長、社長、会長などが役員にあたります。


管理職はあくまで「労働者」ですが、役員は会社と委任契約を結んでいる「使用者」という位置づけです。

管理職のように工場で作業することはなく、主に経営方針や業務執行の意志決定をおこないます。


役職や肩書は企業によって変わる【トヨタの場合】

役職や肩書は、企業によって変わります。

その一例としてトヨタの役職を見ていきましょう。


トヨタの工場勤務の役職は、一般社員・チームリーダー・工長・組長・管理職となっています。

一般的な企業で係長にあたるのが工長であり、現場を監督するのが組長です。

そこから事務・技術・総合職の役員になるというケースもあるようです。


このように、役職や肩書は企業で独自に決められるため、ほかの企業から見たときに、わかりにくいこともあるでしょう。

役職で企業内のポジションを判断する場合は十分に注意が必要です。


  • 企業によって役職の呼び方や役割が違う
  • 役職で企業内のポジションを判断するときは気をつける


工場勤務の役員になると給料は上がる?

よりよい給料をもらうためにも、早く役職につきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

実際、工場での役職が上がるにしたがって給料も上がります。

ただし、管理職になると残業代はなくなるのが一般的です。


中小企業の場合だと、役職手当も少なく、残業代がつかなくなることで、一時的に役職なしの従業員よりも給料が下がるというケースもみられます。


管理職について給料アップを目指すのであれば、自分が担当する部署の作業効率を上げる必要があるでしょう。

サービス残業で少しでも作業を進めるといった方法をとる管理職もいますが、自分一人の頑張りで進められる作業はたかが知れています。


自分一人が頑張るのではなく、人材育成や部下のサポート・フォローに力を入れて、工場全体として作業効率を高めることが重要です。


工場で役職につくには

工場で出世して役職につくためには、いくつかのポイントがあります。

ここでは、スムーズなキャリアアップを目指すために押さえておきたいことを紹介します。


正社員になる

役職につくためには、正社員であることが条件です。パートやアルバイトでは役職につけません。

パートやアルバイトとして、長年一生懸命働いていても、「正社員ではない」というだけで出世はかなわないでしょう。


逆に正社員であれば、経験を積んでいずれ役職につくことを前提とした指導がおこなわれるので、同じ時期に入社したとしても、パート・アルバイトと正社員では、出世のスピードに差が出ます。


役職につくためには、できるだけ早い段階で正社員になることを目指しましょう。


キャリアアップに必要な資格を取る

資格を取ることが出世につながることもあります。

資格保持者にしかできない仕事を任されるようになることで、実力的にもほかの社員との差をつけられるでしょう。

給料アップも期待できます。


どんな資格が出世に有利か調べてみましょう。

資格の取得にかかる費用を会社で負担してくれる場合もあるので、まずは上司に相談することをおすすめします。


リーダーシップとマネージメント能力を身につける

役職につくためには、リーダーシップやマネージメント能力が必須です。

指示された作業を正確に素早く終わらせることが基本ですが、リーダーシップを発揮するために、周りの従業員のサポートやフォローにも視野を広げましょう。


言われたことを言われたとおりにやるだけではなく、より効率よく進められないかを考えながら作業するマネージメント力も重要です。


勤務態度も重要

リーダーシップやマネージメント力も大切ですが、日々の勤務態度も出世に影響する評価ポイントです。


勤務態度が悪いと、役職についても部下に慕われず、誰もついてきません。

上司として尊敬される人間であるとアピールする意味でも、真面目に仕事に取り組む姿勢は必要でしょう。


学歴は工場での出世に影響する?

一般企業だと、学歴によってある程度出世が制限されることもありますが、工場の場合は、学歴が出世に影響することは比較的少ないでしょう。

努力や実績で判断されやすいので、頑張りがいもあるのではないでしょうか。


とはいえ、すべての工場で学歴が関係ないわけではありません。

企業によっては、高卒だと昇進が難しい場合もあります。

高卒で長年コツコツ頑張っていたのに、大卒で工場勤務の経験がない人が先に出世したというケースもあるようです。


【学歴による出世の影響】

  • ほかの企業に比べると比較的学歴は影響しない
  • 企業によっては学歴が優先されるケースもある


工場で出世できない人の特徴

役職につきたいと思っていても、なかなか出世できないという人には、共通点があります。

工場で出世できない人の特徴を見ていきましょう。


技術や知識が乏しい

基本的な知識がなかったり、ほかの人より技術的に劣っている人はなかなか出世できない傾向にあります。

正しい知識がなければ、正確な指示は出せません。


新しい仕事を覚えられない人や、ミスが多い人も出世に時間がかかるタイプといえるでしょう。

ほかの従業員や社員よりも技術や知識の面で劣ることが無いように、学びや努力も必要です。


人望がない

人のうえに立つためには、信頼される人間になる必要があります。

信頼に値しないと判断されるような人は、出世も難しいでしょう。


グチが多かったり、人の悪口を平気で話すのは人望をなくす行為です。

日頃からネガティブなことを口にしていないか、気づかないうちに敵を作っていないかを振り返ってみましょう。


コミュニケーション能力が低い

ひとと関わるのが苦手でコミュニケーションがうまく取れない人は、出世しにくいでしょう。

出世して管理職になれば、自分が指導する立場になるため、コミュニケーション能力が低いと円滑に作業を進められなくなります。


話すのがが苦手でも、相手と真摯に向き合うことで、信頼を得られるようになります。

出世を目指すのであれば、少しずつでも周りの人とコミュニケーションをとる努力をしましょう。


まとめ

工場の役職は、企業によって呼び方や役割が違うこともあります。

役職で企業内のポジションを判断するときは、十分気をつけましょう。


役職がつくことで給料は高くなりますが、その分残業手当がつかないので、出世したのに一時的に給料が低くなるといったケースもあります。

役職がついて給料アップを望むのであれば、人材育成や従業員のフォローにも力を入れて、より効率よく作業を進めることが重要です。


今回紹介した、役職につくための方法も参考にして、スムーズなキャリアアップを目指しましょう。




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