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工場の寒さ対策8選!底冷えする作業場におすすめの防寒方法を紹介

冬の寒さは、工場や倉庫などの広い作業場で特に厳しく感じられます。また、冷凍倉庫で作業をする場合は、一年を通して寒さを感じることになります。寒さ対策が不十分だと、従業員の健康や生産性に悪影響を与えかねません。
 
この記事では、広く開放された空間特有の冷え込みに効果的な防寒策を、従業員側と企業側の視点から8つ紹介します。効率的かつ実践的な方法を取り入れ、寒いなかでも快適に働けるよう意識しましょう。

目次

工場や倉庫で寒さがきつい理由



工場や倉庫で寒さがきつい理由として、以下のような要因が考えられます。

  • 天井が高く空間が広い
  • 出入口の開閉が多い
  • 床がコンクリートでできている
  • 機械や設備による熱損失が発生する
  • 断熱材が不足している


天井が高く空間が広い

工場や倉庫は、天井が高く空間が広いことが一般的です。このような構造は、空気の対流を促進し、暖かい空気が上に上がってしまうため、床付近の温度が低くなりがちです。加えて、広い空間を均一に暖めるには、大量の熱エネルギーが必要になり、効率的な暖房が困難になります。

出入口の開閉が頻繁にある

多くの工場や倉庫では、商品の搬入や搬出のため、出入口の開閉が頻繁に行われます。この度々の開閉により、外気が流入し、内部の温かい空気が逃げてしまうことで、室内の温度が低下します。特に、冬場は外気温が低いため、影響が大きいです。

床がコンクリートでできている

工場や倉庫の床は、耐久性やメンテナンスのしやすさから、多くがコンクリートでできています。コンクリートは熱を伝えにくい材料ですが、一度冷えると冷たさを長時間保持するため、足元から冷えを感じやすいです。

機械や設備による熱損失が発生する

工場や倉庫では、フォークリフトやクレーンなどの機械が稼働中に熱を発生させますが、この熱が適切に室内に循環されない場合、熱損失が発生します。熱が外に逃げることで、内部の温度が十分に保たれず、寒さが増す一因になります。
 
また、冷凍庫や冷蔵庫などの設備も、周囲の熱を奪うため、室温を下げる要因の一つです。

断熱材が不足している

建物自体の断熱性が低い、または断熱材が十分に施されていない場合、外気温の影響を直接受けやすいです。冬は外気が冷たいため、断熱性の低い建物では、室内が十分に暖かくならず、寒さが厳しくなります。


【従業員側】工場や倉庫におすすめの防寒対策4選



まずは、従業員が個人ができる、工場や倉庫での作業におすすめの防寒対策を紹介します。

  • 作業着の下にインナーを重ね着する
  • 首元、手首、足首を温める
  • 休憩時に体を動かす
  • 温かい飲み物を飲む


作業着の下にインナーを重ね着する

寒さ対策の基本として、作業着の下にインナーを重ね着することが効果的です。体温の逃げるのを防ぎ、保温効果を高めるため、特に保温性に優れた素材を選ぶことが重要です。動きやすさを考慮しつつ、暖かいインナーを選択しましょう。
 
薄手のフリースやダウンなど、防寒性の高い素材を使用した衣服を選ぶのもおすすめです。
 

首元、手首、足首を温める

人体は、首元、手首、足首を温めることで体全体を暖かく感じやすくなります。これらの部分は血流が良いため、温めることで全身の血行が促進され、体温の低下を防げます。ネックウォーマーや手袋、厚手の靴下などを活用しましょう。
 
また、使い捨てカイロや充電式カイロを衣服の下に貼ることでも、体を温めることができます。
 

休憩時に体を動かす

定期的な休憩時に軽い運動を行うことで、血行を良くし、体を温めることができます。ストレッチや簡単な体操を行うことで、寒さからくる体の凝りも解消できます。
 

温かい飲み物を飲む

体の内側から温めるために、温かい飲み物をこまめに摂取することも有効です。温かいお茶やスープは、体温を上げる効果があり、寒い環境での作業中には特におすすめです。


【企業側】工場や倉庫におすすめの防寒対策4選



続いて、企業ができる工場や倉庫におすすめの防寒対策を紹介します。

  • 空調設備や床暖房を設置する
  • 断熱材を設置する
  • 機械や設備の熱損失対策を行う
  • 出入口の開閉を最小限に抑える


空調設備や床暖房を設置する

企業側では、空調設備や床暖房の設置が有効な対策です。特に床暖房は、床からの冷えを直接防ぎ、作業環境を快適に保つことができます。
 
初期投資は必要ですが、長期的に見れば、従業員の健康維持や生産性向上に貢献できるでしょう。ただし、広大な空間を暖めるには高出力の設備が必要となり、ランニングコストが膨らむ可能性があります。
 

断熱材を設置する

建物全体の断熱性を高めるために、断熱材の追加や更新が効果的です。外壁や屋根に断熱材を施すことで、外気温の影響を受けにくくなるので、室温を維持しやすくなり暖房効率が向上します。
 

機械や設備の熱損失対策を行う

機械や設備からの熱損失を最小限に抑えるために、保温カバーや断熱材の使用が推奨されます。これにより、稼働中に発生する熱を有効に室内に利用し、暖房効果を高めることができます。
 

出入口の開閉を最小限に抑える

出入口の開閉を最小限に抑えることで、外気の流入を防ぎ、室内温度の低下を防ぐことができます。自動ドアの設定見直しや、スライドドアの利用など、開閉頻度や時間を短縮する工夫が有効です。
 

工場内で作業中に寒さ対策できていないと危険!



工場で寒さ対策できていない場合、以下のようなリスクが考えられます。

  • 作業効率が低下する
  • ヒヤリハットのリスクが増加する
  • 体調不良を起こしやすくなる など

 
寒さ対策は、従業員の健康と安全を守るだけでなく、作業効率の向上や企業イメージの向上にもつながります。工場の管理者は、これらのリスクを認識し、適切な対策を講じると良いでしょう。


まとめ



工場や倉庫の寒さ対策は、従業員の健康と生産性を守るために必須です。個々の従業員ができる対策と、企業側で実施すべき対策を組み合わせることで、冬の寒さから身を守り、作業環境を快適に保つことができます。今回紹介した8つの対策を参考に、冬場の作業場をより快適な場所へと変えていきましょう。
 
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