寮・社宅
2024.02.27

工場勤務の寮生活ってどんな感じ?部屋の特徴や寮費について詳しく解説

工場勤務の寮生活ってどんな感じ?部屋の特徴や寮費について詳しく解説

工場には、従業員向けの寮を用意しているところもあります。工場の寮は、大きく分けて2種類に分けられますが、どちらにもさまざまなメリットがあるため、工場で働く人にとっては魅力的な福利厚生です。今回は、工場の寮がどのような感じの施設なのか、魅力や特徴について紹介します。

工場の寮の種類

まずは、工場の寮の種類について紹介します。工場の寮は、大きく分けて2種類あります。

自社寮

自社寮とは、会社が自社で保有している寮のことです。寮で一緒に暮らす人たちは、全員同じ会社で働いています。お風呂やトイレ、食堂が共有スペースとなっていることも多く、家賃や光熱費、食費が無料、または低費用で済みます。

自社寮の間取り

自社寮の間取りは、机やベッドが置かれているだけの、ワンルームタイプの部屋が多い傾向にあります。

借り上げ寮

借り上げ寮とは、従業員の居住場所として会社が借りている寮です。一般のマンションやアパートの一室が用意されるため、通常の一人暮らしと同様に、完全なプライベート空間となっています。家賃や光熱費については、会社側が何割か負担してくれるケースが多いようです。

借り上げ寮の間取り

借り上げ寮の間取りは、ワンルームや1Kのタイプの部屋が多い傾向にあります。

よくある工場の寮費の特徴

工場勤務の寮費は、基本的に以下の2つに分類されます。会社によって条件や負担額は異なるので、事前に確認しておきましょう。

工場側が全額負担

「寮費無料」となっている寮は、家賃が一切発生しません。ただし、工場の規定によって条件が異なるため、注意が必要です。たとえば、働いている期間中は寮費が全額負担される場合もあれば、最初の4カ月のみ寮費無料など、条件付きの場合もあります。

家賃補助

家賃補助となっている寮の場合は、会社が家賃の何割かを負担してくれます。補助金額は会社によって異なりますが、家賃の2〜5割程度が多いでしょう。家賃設定がされていない自社寮の場合は、固定金額が設定されていることも珍しくありません。 いずれの場合も、費用がかかる場合は、大体1〜3万円で工場の寮に住むことができます。

増加傾向にある条件付きの寮の特徴

近年増加傾向にあるのが、条件付きの寮です。以下では、条件付きの寮の特徴を紹介します。

寮費無料

先述したように、寮費が全額無料の寮です。生活費を抑えて貯金をしたい人には、特に魅力的な条件といえます。

食事付きの寮

食事付きの寮は、料理が苦手な人や外食に頼りがちで栄養バランスの気になる方におすすめです。食費は1食300円ほどで、外食やコンビニに比べると食費を抑えられます。寮の食事は、基本的に栄養バランスがしっかりと考えられているため、健康に気を配れることもメリットといえます。

家族寮・カップル寮

家族寮・カップル寮は、家族や恋人と一緒に住める寮のことです。企業や工場が提供している寮は、一人暮らし用の施設・部屋がほとんどですが、家族寮であれば、家族も一緒に住むことができます。家族寮では、主に2LDKなどの広い部屋が用意されているため、子どものいる家庭でも安心です。カップル寮は、同棲を考えているカップルや同じ職場で働くカップルが、将来を見据えながら一緒に暮らせるというメリットがあります。

工場の寮に住むメリット

寮に住むとどんなメリットがあるのでしょうか。以下で主な三つを紹介します。

お金を貯金できる

工場の寮では、家賃や食費を抑えられるため、本来かかる生活費を貯金に回すことができます。工場から生活費の援助が受けられることは、寮に住む最大のメリットです。

通勤に時間がかからない

工場の寮は、基本的に工場の近くにあるため、ほとんど通勤に時間がかかりません。通勤ラッシュのストレスを感じずに通勤できるほか、プライベートの時間を増やせます。

同僚と交流する機会が増える

寮の共有スペースなどで、同僚とコミュニケーションを取れることも魅力の一つです。転勤などで新しい工場に勤務することになった場合でも、他の従業員の方と交流を深めて、円滑に仕事を進められるようになるでしょう。

工場の寮を選ぶ際のポイント

以下では、工場の寮を選ぶ際のポイントを紹介します。

立地を確認する

工場の寮は郊外に建てられることが多く、生活に必要な施設が近くにないこともあります。いざというときに困らないよう、コンビニや銀行、病院などがどこにあるのかを確認しておきましょう。

セキュリティに注意する

防犯対策や施設の管理体制についても、事前にチェックしておきたいポイントです。特に、工場勤務は夜勤を任されることもあるため、夜間はどのように寮が管理されているのかも、確認しておきましょう。

雇用期間を確認しておく

派遣工場で働く場合は雇用期間が決められているため、雇用期間の終了と同時に退寮しなければなりません。入寮前に、雇用期間について再度確認しておきましょう。ただし、雇用期間の途中で契約社員や正社員になれば、引き続き寮に住むことも可能です。

まとめ

工場の寮は、家賃や食費、光熱費などが全額負担される場合もあり、経済的に大きなメリットがあります。他にも、通勤時間を短縮できるメリットがあるほか、家族やカップルで住める寮も登場しており、従業員が仕事とプライベートを両立させられる環境が整えられています。これから工場への就職を考えている方は、寮付きの求人を探してみではいかがでしょうか。

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