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2024.02.27

履歴書の退職理由の書き方を定型文で紹介!退社と退職どっち?よくある質問にも回答

履歴書の退職理由の書き方を定型文で紹介!退社と退職どっち?よくある質問にも回答

転職活動を始めるにあたって、履歴書を書く際に退職欄の扱いについて悩む人もいるでしょう。履歴書の書き方は、基本的に定型文を使うのがおすすめです。

本記事では一般的な定型文を3つ紹介します。また、退職理由を細かく書いたほうが良いケースや、よくある質問にも回答していますので参考にしてみてください。本記事を読めば、悩まずに退職理由を書けるようになり、自己分析や面接対策に時間を使えます。

履歴書の退職理由の書き方

履歴書の退職理由の書き方は、以下の3つの中から状況に応じて選びましょう。

  • 一身上の都合で退職する場合
  • 会社都合で退職する場合
  • 契約期間満了で退職する場合

履歴書の退職理由は、基本的に詳しく書かないのが無難です。退職は履歴書の職歴欄に記載するのが一般的ですが、企業側は詳細な情報を求めていません。

履歴書の職歴欄は記載できる文字数に制限があるため、退職理由を詳細に書くと、読みづらくなってしまう可能性もあります。職務経歴書を提出する場合は、そちらで細かい退職理由を記載すると良いでしょう。

一身上の都合で退職する場合

自主的に退職することを「自己都合退職」といいます。例えば、「転職に伴い退職する」、「結婚を機に退職する」などが該当します。
上記のような一般的な退職理由の場合は、「一身上の都合により退職」と記載すれば問題ありません。

会社都合で退職する場合

企業側から促されて退職することを「会社都合退職」と呼び、倒産やリストラなどが該当します。
この場合、自主的な退職とは異なるため、履歴書には「会社都合により退職」と記載しましょう。

契約期間満了で退職する場合

契約社員や派遣社員などは、雇用の際に期間が定められています。そのため契約期間満了時に更新をしなければ、自動的に退職扱いになります。
契約更新をしなかった場合は「契約期間満了につき退職」と記載しましょう。

具体的に退職理由を書いたほうが良い4つのケース

基本的に履歴書の退職理由は記載する必要はありませんが、以下に該当する場合は具体的に書いたほうが良いです。

  • 転職回数が多い
  • 離職期間が長い
  • 前職を短期間で退職している
  • 異業種への転職を繰り返している

理由と書き方を解説しますので、当てはまる方はぜひ参考にしてみてください。

転職回数が多い

転職回数が多いと、企業側にネガティブな印象を与える可能性があります。「入社しても、またすぐに辞めてしまうのではないか」と思われないためにも、今までの退職理由をきちんと記入しましょう。
例えば、「キャリアアップ」や「親の介護」など、納得できる理由があれば、転職回数が多くても不利になる可能性は低いです。

【書き方の例】
令和5年 3月 スキルアップのため退職

離職期間が長い

通常は在職中、もしくは退職後すぐに転職先を探しますが、体調不良や引っ越しなどのやむを得ない理由で離職期間が空く場合もあるでしょう。
離職期間が長い場合も、理由を詳細に書いておくのがおすすめです。正当な理由があれば、企業側も理解してくれます。

【書き方の例】
令和5年 3月 体調不良のため退職

前職を短期間で退職している

前職を1年未満で退職している場合、「一身上の都合」で済ませるのは避けたほうが良いです。「うちも短期間で辞めるのではないか」「なにかトラブルを起こす人なのかな」と思われると、選考が不利になる可能性があります。

退職理由は、キャリアアップや結婚などのポジティブなものから、体調不良や家庭の都合などネガティブなものまでさまざまです。正直に書くべきですが、会社が合わなかったなどのネガティブな理由の場合は、できるだけポジティブに変換して記載しましょう。

【書き方の例】
令和5年 3月 引っ越しを機にキャリアアップを図るべく退職

異業種への転職を繰り返している

例えば、接客業から事務職を経て、現在は営業職に就いているなど、異業種転職を繰り返している場合はキャリアに一貫性がないと判断される可能性があります。
明確な理由があれば、面接時にアピールすれば問題ないでしょう。その場合、履歴書にも一言添えて置きましょう。

【書き方の例】
令和5年 3月 営業事務から営業職に転身するため退職

履歴書は「退社」ではなく「退職」と書くのがおすすめ

履歴書は「退社」ではなく「退職」と書くのがおすすめです。どちらも「会社を辞める」という言葉ですが、退社は「その日の勤務を終えて会社から帰る」という意味も含まれています。したがって、退職と記載したほうが「会社を辞めた」という意味合いが強いです。

また、退職は役所や学校のような「会社ではない職場」を辞めるときにも使えます。一般企業でない場合の職歴は「入職」「退職」などの書き方をするため、退社は使わないのが無難です。

在職中の職歴欄には「現在に至る」と記載

転職は在職中、もしくは退職してから行う場合が多いでしょう。実は履歴書は、在職中と離職中で書き方が異なります。

在職中の場合は、働いている職場を記載したあと「現在に至る」と付け加えましょう。離職中の場合は、書く必要はありません。

なお在職中と離職中、どちらも最後に「以上」と記載するのを忘れないようにしてください。

履歴書の退職の書き方に関するQ&A

履歴書の退職理由の書き方に関して、よくある質問に回答します。

  • 病気で退職した場合の書き方は?
  • 面接で退職理由を聞かれたらどう答えればいい?

病気で退職した場合の書き方は?

病気で退職した場合は、基本的に「一身上の都合により退職」と記載すれば問題ありません。
現在は完治しており、仕事に影響は出ないことを補足して強調すると尚良いでしょう。

面接で退職理由を聞かれたらどう答えればいい?

退職理由は回答義務がないため、無理に答える必要はありません。しかし、答えないことで企業側が不信感を抱く可能性はあります。

面接で退職理由を聞かれた場合は、ポジティブな理由に変換できるように準備しておくと良いでしょう。例えば、仕事内容が不満で退職したのであれば「キャリアアップを図るため」などと答えると良いです。

まとめ

履歴書への退職の書き方は、基本的に定型文を利用すれば問題ありません。退職した背景によって使用する定型文は異なるため、自分の状況に適したものを選びましょう。

履歴書の退職の書き方は理解したが、「転職先が決まっていない」、「自分に合う転職先がわからない」という方もいるでしょう。転職先探しでお悩みの方は、ぜひ工場求人ワールドの利用をご検討ください。
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